ぼくは２月に新４年生としてサピックスに入室しました。そのときは最上位クラスで、これからも大丈夫に違いないと、根拠のない自信を持ち、高をくくっていました。すると、５年生後半以降は上位クラスに戻れず、そのまま受験当日になっていました。でも、ぼくは「今まで努力してきたんだから全力を出そう」と考え、受験日に志望校の教室に着いたときに深呼吸をして、落ち着いて問題の世界に入っていきました。
　ここからは、大変であったものの大切さを実感したことをいくつか紹介します。

●「どうせ家で復習するからいいや」と考えずに授業を聞くこと（サピックスでは、先生の話がとてもおもしろく、聞いているのが難しくありませんでした）。

●サピックスオープンなどのテストの復習をしっかりすること。特に国語の文章は、びっくりするほど入試本番に出てきて、サピックスの予想問題のすごさを感じました。

●ＳＳ特訓の志望校別講座には、いつもよりさらに集中したり、よく復習したりして臨むこと。ＳＳ特訓は、朝から晩まであるので、その日の後半にある志望校別講座では集中力が途切れがちになりますが、そこで良い点数を取れば自信にもつながります。また、志望校別講座では志望校合格に必要な力が効率良く培われていき、最後の授業まで実力が伸び続けます。ぼくは、ＳＳ特訓が始まったころはクラス内で最下位をなんとかまぬがれるような順位でしたが、だんだん力がついていき、入試前には上位３位以内に入れるようになり、自信がつきました。

　ぼくは１月校の初めての受験でとっても緊張したおかげで第一志望校受験の日には落ち着いていられましたが、緊張しても、深呼吸をして、落ち着いて問題が解ければいいと思います。努力を信じて、がんばってください。