ぼくが麻布中の合格を勝ち取れたのは、サピックスの先生方や両親が日ごろから支え、励ましてくれたからです。本当にありがとうございました。
　受験本番までの道のりは、必ずしも順調というわけではありませんでした。合格力判定サピックスオープンでは80％の合格可能性でしたが、麻布の入試問題は独特なので、まったく安心はできませんでした。実際、ＳＳ特訓での席次や麻布の学校別サピックスオープンの結果は安定しなかったですし、悲惨な結果に目を覆うこともありました。過去問でも、思うように点数が取れなかったことがあり、両親には心配を掛けたと思います。
　でも、ぼくは第一志望校を麻布以外に変えるつもりはまったくありませんでした。とにかく、「本番で点数が取れればいいんだ！」と前向きに考えていました。母とは志望校を変えるかどうかでバトルがありましたが、最後はぼくの考えを尊重して応援してくれました。
　先生からは、合格力判定サピックスオープンの結果とＳＳ特訓の席次が重要と言われていて、前者は良かったので可能性はあると信じていました。
　とにかく第一志望にこだわり、あきらめずに取り組むなか、ＳＳ特訓では年末に、苦戦していた国語でクラスで１位を取れたり、ＳＳ特訓の最終日には合格圏内の席次に滑り込んだりすることができました。
　あっという間に受験本番を迎え、理由はわかりませんが、ぼくの場合はどの学校もあまり緊張せずに受けられました。麻布の結果はどうなるか本当にわかりませんでしたが、先生が大丈夫だと言っていた学校はすべて合格することができました。先生の言うことは、本当に当たります。
　皆さんも、あきらめずに最後までがんばってください。麻布で待っています！