受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 麻布中学校

Bタイプ問題挑戦記

K.Oくん

 2月3日15時、麻布中の合格発表サイトで自分の受験番号を見つけたとき、うれしさが胸に込み上げてきました。「ずっとあこがれていた麻布に行けるのか」。そう思うだけでうれしくなりました。
 ぼくがサピックスに入室したのは3年生の秋から。そのころは入試のことなどまったく考えておらず、毎回ただただ授業を楽しんでいました。しかし、4年生、5年生と時がたつにつれて、どんどん問題が難しくなっていき、覚えるものも増えていきました。6年生からは土曜志望校別特訓が始まり、やることがもっと増えました。この間、ずっとこつこつとがんばったことで基礎となるものを積み上げられました。しかし、6年生の秋、志望校別の対策が始まったころ、大きな壁に当たります。それは、「Bタイプの問題ができない」というものです。この壁に、最後まで苦しめられることになります。ここで皆さんに問題です。全科目Bタイプ問題だらけの麻布に、Bタイプ問題ができない人が挑んでも大丈夫なのでしょうか。答えは「そんなわけがない」です。算数の過去問は最低で4点、1回目の学校別サピックスオープンの社会の偏差値は36と、ほとんど絶望的でした。でも、SS特訓の教材をやっていくうちに、どんどんBタイプ問題への対応力がついていき、点数も取れるようになり、SS特訓のクラスの中で1位を数回連続で取るまでになりました。1月中は、基礎の再確認を中心に勉強しました。「コアプラス」「基礎力トレーニング」「漢字の要」は毎日欠かさず行いました。
 受験生の皆さんへ。ぼくが伝えたいことは二つあります。
 一つ目は、「試験当日1週間前から、試験当日と同じ時刻に起きること」です。体を慣れさせておきましょう。
 二つ目は、「試験と試験の間にはなるべくトイレに行くこと」です。ぼくみたいに、社会の50分間、ずっとトイレを我慢し続けることにならないようにしてください。
 がんばって!

 前の体験記 | 男子校目次に戻る | 次の体験記 

2023年度中学入試 
親子で歩んだ
受験の軌跡
男子校女子校共学校

ページトップ このページTopへ