受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 栄光学園中学校

変な天才

N.Yくん

 「変な天才」。これはぼくが最初から最後まで目標としていた人物像です。結果として、その目標をかなえるべく第一志望校の栄光学園中に合格することができたのですが、それまでには多くの事件がありました…。
 ぼくが受験に挑むことになったきっかけは、親と一緒にたまたま行った学校見学です。学校見学で初めて栄光学園中を見て、「この学校に絶対に行きたい!!」と思ったことをきっかけに、サピックスへの入室を決意しました。
 しかし、それもつかの間、小学校の友だちと公園で遊ぶことにはまってしまったぼくは、入室した当初58だった偏差値が急降下。偏差値は50台前半、ひどいときは40台後半になってしまいました。その後も、6年生の夏期講習でも親の目を盗んではゲームをしていました(良い子はまねしないでね!!)。しかし、そこで室長先生にうそを見破ってもらえたことで、ぼくの受験は救われました。その後は真面目に勉強したものの、算数では、式のきれいさにこだわり過ぎて、なかなかはかどりませんでした。皆さんは、きれいさよりも、正確さやスピードなどを意識してください。きれいに書くとスピードが出ないだけでなく、自分の答えの正確さを過信してしまい、計算ミスなどに気づきにくくなります。しかし字は、読める程度に。式も上から下へ書くくらいは気をつけましょう。そして、はかどらないまま、1月を迎え、そこからはさらに前述のことを意識し、SS特訓の志望校対策プリントに取り組んだものの、知識系の勉強をおろそかにしてしまいました。算数などと知識系を交互にやるべきだったと思います。受験3日前からは理科と社会の「コアプラス」を3回ずつやり、知識をつけました。ぼくのように事件や失敗を起こさずやれば、受験当日までの2か月で偏差値は10上げられると思います。
 最後に、悪い人間であったぼくを精神面でも受験でも救ってくれた室長先生、そのほかの先生、本当にありがとうございました。

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