ぼくは４年生のときに入室しました。しかし、そのころは九九もろくにできませんでした。そんなぼくが集中的にやったのは、「基礎力トレーニング」と授業で配られた教材で、そこで扱われた問題や解き方・考え方を見直しました。発展の問題はまったくやっていませんでした。成績はいつも真ん中くらいでした。
　５年生では、４年生のときにやっていたことを、もっとしっかりやり、それにプラスして発展の問題も余裕があったら解きました。そのおかげで、６年生では塾に行っている時間が長くなったものの、平常授業は４・５年生のときに身につけたやり方で解けばよいので、５年生のときより楽でした。そのため土曜志望校別特訓やＳＳ特訓の志望校別講座をしっかり受けることができました。
　２月１日は逗子開成中を受験。逗子開成中は自信があったものの、やはり心配でした。そんなときは休み時間中に廊下で外を見ながら深呼吸をしました。２月２日は栄光学園中を受験。ぼくは栄光学園中が本命だったので、とても緊張していました。でも、同じ教室にサピックスで仲が良く、いつも志望校別特訓の授業で近くの席だった友だちがいたので「いつもどおりだな」と思い、安心しました。また、調子のよかった志望校別特訓の授業で使っていた、いつもどおりのシャープペンシルを使い、いつもどおりにコートを着ながらテストを受けました。算数の大問１番は簡単そうに見えたので、最初に解き始めました。しかし、（１）しか解けず焦っていました。でも一回、目をつぶりながら深呼吸をして、心をリセット、焦りを吹き飛ばしてから、次の問題を解き始めました。合格したときは久し振りにとても感動しました。
　ぼくが最後に伝えたいのは、日々こつこつ勉強すること。本番はできるだけいつもどおりにやるために、授業の状態に近づけること。焦ったら深呼吸をして心を落ち着かせることです。最後まで目標に向けてがんばってください。応援しています。