受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 海城中学校

努力と感謝の中学受験

Y.Kくん

 2月3日午後3時すぎ、ぼくの人生一の歓喜の瞬間が訪れました。麻布中に合格したという実感が次第に湧き、とても感動してきました。
 5年生の5月、ぼくは転塾してきました。前の塾とのカリキュラムの違いに苦労し、夏休みにはクラスが大きく下がってしまいました。ですが、ぼくは成績が落ちた理由を転塾のせいにせず、自分自身の学習態度によるものだと考え、今は耐えるべきだと判断して勉強に向かうことで乗り越えることができました。
 6年生の9月、過去問演習やSS特訓が始まりました。このころから第一志望は麻布中と海城中だったので、麻布コースに在籍していました。麻布中の問題は難しいのですが、とてもおもしろいので、楽しく学習することができていました。しかし、クラス内での順位には波があり、思うような結果を出せずにいました。そこで先生に相談したところ「今の努力は、いつか必ず実を結ぶ」と励ましてくださいました。ぼくはそのことばを胸に、必死に努力を続けました。すると、最後の1か月で最大の弱点である算数の成績が急激に伸び、クラス内の順位も上がりました。先生のことばの意味を実感し、受かる可能性が高まったと、自信を持って学習に臨めるようになりました。
 入試前日、今まではあまり緊張しなかったのですが、急に不安を感じるようになりました。それは今まで経験したことのない未知に対する不安です。その気持ちを激励電話の際に先生に打ち明けると、今のぼくの精神状態にぴったり合った回答をしてくださり、緊張せずに楽しんで受験をすることができました。
 そして2月4日12時、もう一つの第一志望であった海城中にも合格しました。ぼくは熟考したうえで、最終的に進学先を海城中に決めました。最後に、ぼくを合格に導いてくださったサピックスの先生方、両親をはじめ、お世話になった人たちに感謝したいです。「合格という最高のプレゼントを、ありがとうございます」

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