受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 開成中学校

残り200日からの追い込み

S.Yくん

 ぼくは3年生の12月に入室しました。授業の課題をため込まず、すぐに解き直し、授業のポイント解説動画を見て復習したおかげで、しばらくはいちばん上のコースをキープできていました。しかし、6年生の後期に2番目のコースに落ちてしまいました。幸いにもすぐに戻れたものの、このころから心に焦りが生じ、開成中の合格可能性は、それまで80%だったのが、30%や40%、20%にまで落ちました。
 こんなぼくを救ってくれたものが三つあります。
 一つ目は塾の先生です。字が雑で汚いとの指摘や、記述式の問題の解法のていねいな解説により、状況は好転しました。
 二つ目は友だちです。同じ中学校をめざすライバルと競い合い、励まし合い、支え合って、直前期に伸びることができました。
 そして三つ目は家族です。たまに筆箱を投げつけられましたが、どんなにテストの結果が悪くても励ましてくれました。父は夜中まで独自に国語の記述式問題を作成したり、理科・社会の苦手分野の分析をしたりしてくれました。母は毎日、体調管理に気を配ってくれました。さらに、2人から受験本番にピークを持っていくことの大切さを教わりました。12月には国語の記述力を向上させたり、理科のSS特訓のプリントを全問解き直したりして、苦手意識を取り除きました。一方、1月には算数オリンピックの問題を解くなど、自分が得意で自信のつく分野を学習して気分を高めました。
 志望校合格のために、たくさんの方々に支えていただきました。両親、暑い日も寒い日もぼくたちを見守ってくださった警備の方々、いつも笑顔で応対していただいた受付の方々、そして多くのことを教えてくださった先生方、どうもありがとうございました。

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