受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 慶應義塾普通部

あきらめない

H.Uくん

 ぼくは5年生の春期講習からサピックスに入室した。そのときは、慶應普通部を志望していたわけではなかったが、6年生のころから気になり始め、9月の労作展を見に行ったとき、この学校が自分の本当に志望する学校だと実感した。
 しかし、その後も思うように成績を伸ばすことができず、最後の学校別サピックスオープンでも良い点数が取れなかった。本当に合格できるのか、とても心配だったが、それでも受かりたいという思いを持ち、家でも塾でも学習をがんばった。
 その結果、12月のSS特訓や過去問の点数が少しずつ伸びてきた。でも、苦手だった算数は(点数は伸びていたのだが)まだ周りの人より低い状態のまま、受験まであと1か月になってしまった。
 不安がこのころから大きくなり、焦りを感じながらも過去問や冬期講習・正月特訓の見直しをひたすらがんばった。そのおかげか、結構点数も取れるようになってきた。受験前日には、算数の先生から激励のことばを頂いて、とても安心することができた。
 しかし当日になると、やはりとても緊張した。それでも激励のことばを思い出し、なんとか落ち着いて解くことができた。算数はやはり取れなかったため、不安はあったが、その後の面接でも自分の思いをしっかり伝え、最後まで全力を尽くした。
 2日目の試験をすべて終え、車の中で結果を見たら、自分の受験番号があった。目を疑ったが、確かに書かれていた。喜びよりも、安心のほうが大きかった。そして長い受験が終わったという解放感に浸っていた。
 受験勉強は本当に大変だったが、サピックスの先生方や、どんなときも支えてくれた両親のおかげで合格できたと感謝している。
 最後まで強い思いを持って、何度もあきらめずにひたすら取り組んでよかったと思う。

 前の体験記 | 男子校目次に戻る | 次の体験記 

2023年度中学入試 
親子で歩んだ
受験の軌跡
男子校女子校共学校

ページトップ このページTopへ