受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 聖光学院中学校

希望を持ってチャレンジを!

M.Mくん

 2月5日午前9時、ぼくは自分の勉強机がある部屋で驚きを隠せないでいた。「うそ! 受かってる!」手にあるスマートフォンの画面には桜が咲いていて、目の前には驚く母、泣いて喜ぶ父の姿があった…。
 ぼくの第一志望校は、麻布中でした。父の母校であったうえ、5年生のときの説明会と学校見学会で、自由な校風にあこがれたからです。志望校に入る夢を信じることで、楽しくもつらかったサピックスに最後まで通い続けることができました。しかし、自信を持って迎えた2月1日の試験はまったく手応えがなく、2月3日午後3時、やはり自分の番号は飛ばされていました。このままでは終われないと思い、翌日の聖光学院中の第2回入試を受けることを決意しました。先生にも励ましてもらった後で、涙ぐみながら今年の第1回入試を解きました。
 翌日の試験では、それなりの手応えがありましたが、合格可能性20%が出ることも多く、受験をすることすらあきらめていた学校です。合格は厳しいだろうと思っていましたが、予想外の結果に終わり、ぼくの受験は笑顔で終わることができました。ここからは、やってよかったと思ったことを書きたいと思います。
①記述と知識の両方の勉強をしたこと。
 記述表現ばかりの麻布コースに所属していましたが、知識問題が出題される学校も併願していたため、両方の勉強をしていました。聖光学院中ではともに出題があり、結果的には役立てられました。
②第1回入試問題を解いたこと。
 第一志望校に届かず気持ちはどん底のなか、同年の第1回入試を解いたことにより、出題傾向や時間感覚を知ることができました。
 結局は、チャンスを信じてあきらめずにチャレンジすること、これに尽きます。これを読む皆さまも、希望を捨てずにチャレンジしてください!

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