受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 聖光学院中学校

2月3日の涙

J.Mくん

 ぼくは新4年生の2月にサピックスに入室しました。そのころは算数が苦手で、最初の1年間は10月まで、上から2番目のクラスでした。
 その後、一度落ちましたが、5年生の春から6年生の最後まで最上位クラスにとどまり続けました。5年生の夏は復習テストとマンスリー確認テストで表彰状を取り、組分けテストで初めてメダルをもらい、とてもうれしかったことをよく覚えています。6年生の5月、最後の表彰状を取り、授業点でクラス最高を連発して有頂天…と思いきや、6月のマンスリーテストの算数で100点台を取り、偏差値も60を切り、志望校判定サピックスオープンの算数(A)では平均を切り、偏差値も40台でした。悲劇の連発で涙があふれました。しかし、冷静になって振り返ったところ、「基礎力トレーニング」で90点が多く、時間を気にし過ぎて焦りが出て正確にできず、ケアレスミスをして失敗、ということでした。そして、夏期講習では算数のデイリーチェックと「漢字の要」に力を入れ、当日の夜と翌日の朝で復習して穴を埋め、得意単元を伸ばして力をつけました。聖光学院中は漢字と知識の配点が大きいです。夏期講習での算数デイリーチェックは、受験の大きな自信につながりました。生活リズムを整え、勉強と休憩とのめりはりをつけ、隙間時間にはカードを活用し、「コアプラス」には関連知識を書き込み、「理科資料」は熟読するとよいです。
 後期からはSS特訓が始まりますが、国語が唯一の救いで、そのほかはパッとせず、特に算数は深刻でした。SS特訓の席次が重要だと言われ、行くのが憂鬱でした。さらに、土曜志望校別特訓の国語の入試問題演習は時間がまったく足りなくて不安でした。過去問は聖光学院中で算数150点中69点、開成中の学校別サピックスオープンの1回目で合格可能性80%だったのが、2回目では算数で85点中28点を取って40%に…。スランプの時期でした。
 冬期講習、算数の再復習テストに力を入れ、開成実力テストで自信がつき、緊張のなかで迎えた受験本番。2月3日に合格を知ったときの安心の涙は忘れられません。支えてくれた先生、皆さま、ありがとうございました。
 サピックス生、がんばれ!!

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