受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 聖光学院中学校

波乱な体験記

K.Cくん

 38.1。この驚異の偏差値を、最後のマンスリーテストの国語でたたき出したのである。
 ぼくが入室したのは3年生の5月であり、最上位コースに定着していた。そのころ、志望校はすでに栄光学園中と聖光学院中に決まっていた。4年生のころも比較的安定していたが、5年生のときに初のブロック落ちをして、そこから上位コースに定着するようになった。しかし、当時は(今もだが)記述が苦手で、理科と社会が得意となっていた。そのようなぼくが、記述が多い栄光に挑戦するのは、ハードルが高い。しかし、過去問を解くと、意外と相性が良い。また、文化祭は新型コロナウイルス感染症などもあって6年生のときに行ったが、絶対に早く行ったほうがいい。受験の天王山と呼ばれる夏期講習が終わり、土曜志望校別特訓やSS特訓でも比較的好成績で、合格力判定サピックスオープンや学校別サピックスオープンでも好成績を収めて、いよいよこれからというときに、冒頭の悲劇が起こってしまう。しかし、それでも最後の合格力判定サピックスオープンでは、4科偏差値が70を超えるなど、成績は不安定であった。そして、入試当日を迎える。
 栄光の入試では、得意な理科と社会があまりできず、不合格を確信した。しかし、浅野中の入試を終えて、合格発表を見ると、なんと、合格していた! また、過去問の相性が悪かった聖光も合格し、全勝というかたちで受験生活は幕を閉じた。
 ここからは、栄光と聖光を受験するときのアドバイスを話します。
①記述対策はしっかりと。
②紛らわしい記号問題に気をつけよう。

③自分ができない問題があったら、ほかの人もできていないと思うように。

④前の教科の出来は気にしないで。
 このことをわかっておけば、合格を狙えます。祈・合格。

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