受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 筑波大学附属駒場中学校

九十九折りの道

K.Yくん

 2月5日の筑波大附駒場中の合格発表で、ぼくは自分の受験番号を見つけた。その瞬間は純粋な喜びに包まれ、その後は「もう受かったから、いろいろ心配しなくてもいいのだ」ということを実感し、安堵した。
 受験生活には心配がつきものだが、ここではぼくが心配したり、苦労したりしたことを書く。
 まずは、各教科の苦手分野だ。算数は特にこれという苦手分野はなかったが、時間配分に苦しんだ。国語は読解の根本に苦手意識を持っていたし、理科は生物分野が定着させられなかった。そして社会は、公民にとっつきにくいものを感じていた。これらは問題を解き直したり、繰り返しテキストを読んだりしたことで、解消できた。
 次に、受験校について悩んだ。具体的に言うと灘中のことである。ぼくは初めから受験するつもりだったが、両親は感染症などのことを心配したため、灘を受験するかどうか迷いがあった。これは先生方の励ましが決め手となって、「行く」と決断できたので、思い悩むことがなくなった。
 さらに、模試の成績にも頭を悩ませた。筑駒の学校別サピックスオープンでは2回とも合格可能性50%を切り、開成中などの併願校についても11月ごろに振るわなくなった。だが、ここでも先生方の励ましによって前向きになることができた。先生方に感謝したいと思う。
 最後に、受験生活を振り返って、自分の合格につながったと思うことを書く。

欲張りすぎず、できるところを取る(算数)。

記述は長さより質を意識する(国語)。

知識は自分なりの印象に残る方法で定着させる(理科・社会)。

 努力を積み重ねてきたことに誇りを持ち、勇敢に試験に臨みつつも、欲張らずに、得点できるところで得点していこう。
 では、受験生の皆さん、祈★合格!

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