受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

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2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 筑波大学附属駒場中学校

思いもしなかった合格

T.Nくん

 ぼくは2月5日に筑波大附駒場中の合格発表を見て、受験生活を終えた。正直言って、あまり合格の実感は湧かなかった。ぼくはもともと開成中をめざしていたが、塾の先生に「開成を受けるなら筑駒に受かるつもりでいたほうがいい」と言われた。おまけで学習していたような学校だったし、6年生の中ごろはぼくの偏差値よりもだいぶ上で、受かるとも思っていなかった。それもあって、筑駒の対策を始めたのは6年生の半ばあたりからだった。そして9月から過去問演習を始め、初めて受けた筑駒の学校別サピックスオープンでは3教科の偏差値が50を下回ってしまった。そこから「もっと筑駒に特化した学習をしよう」と決意した。筑駒特訓(算数)や、詩の特訓などをやりまくり、次の筑駒の学校別サピックスオープンに臨んだ。十分な結果ではなかったが、成績が大きく伸びたのは自信につながった。さらに、冬期講習や正月特訓などの演習を重ね、合格を勝ち取ることができた。
 振り返って考えてみると、勝因は10月の模試以降に演習を多くこなし、まさに筑駒型の脳ができあがっていたからだろう。そして試験に緊張しないで、模試の感覚で受けることができたからだろう。皆さんも「ふだんを本番のように、本番をふだんのように」過ごしてみてください。
 ここからは筑駒を志望する後輩向けに、ざっと筑駒対策について話そうと思う。

算数…出題の形式を頭に入れる。応用力が試される問題なので、標準的な解法は確実に身につけておこう。

国語…部分点を狙う。スピード重視。詩の問題は解きまくってパターンをつかむ。

理科…学校の教科書を読んでおいたほうがよい。時間配分に気をつけて。

社会…「すべて選べ」や「二つ選べ」は凡ミスしやすいので注意。リード文はよく読むこと。

全体…あまり時間がない。結構急げ! 学校の教科書を読んでおくとよい。算数・国語・理科・社会はもちろん、家庭科も読もう。

 勉強がんばってください。筑駒で待ってます。
 祈・合格!

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