受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 市川中学校

あきらめない心

Y.Sさん

 塾に入ったのは4年生のとき。入るきっかけは、兄が塾に通っていて、無事に志望校に合格していたのを見て、自分も塾に通い、志望校に合格して喜びたいと思ったからだ。
 3年生の文化祭で、兄の通う学校や、女子校を見に行ったとき、楽しく生き生きと活動する生徒を見て、この学校に入りたいと強く思うようになった。4年生、そして5年生と学年が上がるにつれ、志望校合格に向けてがんばりたいと思う気持ちが強くなった。
 そして迎えた6年生。6年生から始まる土曜志望校別特訓や、後期から始まるSS特訓。志望校を意識した学習や、基礎や知識を学ぶだけでなく演習をするようになって、志望校のレベルの高さ、入試が近づくことへの緊張など、さまざまな不安を感じた。6年生の前半はいちばん上のコースを保っていたが、後期になって、一つ下に落ちてしまった。第一志望校に受かるためには、いちばん上のコースでなければいけないと言われ、受かるかどうかの不安を抱いて過去問に苦戦するなか、入試本番へとどんどん近づいていった。
 入試が始まった。自分にとって、第一志望の併願校となる埼玉入試、第一志望校を含む千葉入試の結果は、埼玉が1校、千葉は第一志望校をはじめ、すべての学校が不合格だった。「このままでは中学校生活を楽しめない」という不安や、不合格が続いたことによる焦りが生まれた。そこで、父と2月に受ける学校を見直し、その志望校に合った勉強をした。その結果、第一志望・第二志望校には届かなかったけれど、3日と4日の入試で千葉の志望校の合格を勝ち取ることができた。中学受験では、不合格や悔しさを感じたけれど、あきらめないことが大切と学んだ。この経験を大学受験にも生かして、合格をつかみ取りたい。

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