ぼくは、母から中学受験についての説明を受け、そのことに興味を持ち始めました。
　しかし、そのときはその本質を理解できてはいませんでした。ただ、「やってみよう！」という勢いのみでサピックスに入室した覚えがあります。
　その時期は、３年生の夏期講習のころで、慣れないうちは授業のスピードについていくのがやっとという状況で大変だったことを、今でも覚えています。
　しかし、そのなかでも好きな科目が見つかり、少しずつ取り組む姿勢も変わってきました。ただ、国語は大の苦手科目として、６年生の最後の講習まで、大変だった思い出しかありません。そのかいもあり、少しは自信を持って受験に臨めた気がしています。
　受験会場には大勢の人が集い、その様子に圧倒されてすごく緊張しました。でも、みんな同じ。深呼吸したり、瞑想したりして、リラックスすることに努めました。
　受験する科目ごとに、手応えがあったり、なかったりして気になるものですが、忘れましょう。切り替えて全力で次に向かったほうが、良い結果を生むように思います。
　最後に、ぼくなりのエールを送りたいと思います。
　まだまだこれから十分に実力をつけることはできます。くじけそうになったときは、時として少し息抜きをしましょう。そうすることで、前向きに取り組めます。
　努力は皆さんを裏切ることはない、やればできる、やらないとできない、それだけです。
　ぼくは、集中力がなく、持続力もなく、よく注意されていました。そんなぼくでも合格をもらうことができました。
　だから、大丈夫！
　がんばってください、応援しています！