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最新中学入試情報
進学校 ▶ 慶應義塾湘南藤沢中等部
1点に泣き、1点に笑ったぼく
T.Sくん
私の受験は埼玉の学校からだった。まったく緊張しなかったが、結果は目標としていた東大クラスには1点届かなかった。悔しい思いをしたが、千葉の学校にぶつけることで気持ちを切り替えられた。そして、いよいよ本命の慶應普通部。1点の大切さを忘れないようにして試験に臨んだが、結果はあと一歩およばず補欠だった。はっきり言ってつらかった。ずっとあこがれてきた学校だったから、余計につらかった。でも、塾の先生の「どんなにつらくても、前に進み続ける気持ちを忘れずに」ということばを思い出し、最後まであきらめなかった。その結果、慶應湘南藤沢中に合格することができた。
私は3年生の春にサピックスに入室した。クラスは徐々に上がり、5年生のころには安定して上位クラスにいられるようになった。しかし6年生になると、同じペースで勉強していたのに成績は伸び悩み、私のやる気は失われていった。そんななかでも塾に行けたのは、友だちがいたからだ。私にとって、友だちはライバルでもあり、楽しく話せて笑い合える存在でもあった。帰る前の先生と友だちとのおしゃべりの時間があったからこそ、つらくてもなんとか乗り越えられた。
最後に、直前期についてお話しします。どの学校を受けるにしても、SS特訓の算数のプリントは超大事なので、何周もしてください。データバンク、「知識の総完成」「コアプラス」は毎日欠かさず見て、心のお守りとして試験会場に持って行ってください。また、「基礎力トレーニング」を3・4日分残して、当日の朝、頭を動かすために解くのもよいでしょう。そして試験では、1点でも多く得点するという思いで解いて、楽しんでください。つらくても前へと進み、1点を大切にできる。受験では、そのような人が桜を咲かせられると思います。
お母さん、お父さん、サピックスの先生方、本当にありがとうございました。
2023年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡 |
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