「ない…、ない、ない！」
　第一志望の開成中の合格者一覧のどこにも、ぼくの受験番号はなかった。

　さて、こうしてぼくの受験は終わったわけだが、ぼくが不合格に至った理由を、いくつか書いておく。

●「基礎力トレーニング」のサボり

　ぼくは「基礎トレ」のように毎日こつこつと進める教材が苦手だった。しかし、一日一日が積もり積もって大きな差になってしまった。

●ＳＳ特訓の教材の復習不足（算数）

　ＳＳ特訓の教材の復習テストで、十分な点数を一度も取れなかった。計画的に学習を進め、復習はきちんとやる。これが苦手な人は、今すぐ習慣を改めるべきだ。

●語彙力の欠如

　文学作品の記述で必要な、心情を表すことばの語彙を増やすことを怠っていた（語彙が多いと、その分、ほかの受験者より合格に近づく）。
　ここまでをまとめると、「ぼくは自分に甘かった」ということ。
　以上が主な原因で開成中は落ちたが、渋谷幕張中についてのアドバイスも書いておく。

●算数…どれほど難しくても、あきらめずに何か考えてみること。

●国語…よくわからなければ、何か書く。文豪の代表作と名前はしっかり覚える。

●社会…土曜志望校別特訓などで、記述問題に慣れておこう。時事にも精通すること！

●理科…どうせみんな解けないので、焦るな。難し過ぎて本当に眠くなるから気をつけよう。

　６年間サピックスに通ってきて、本当によかったと思っている。先生方を信じれば、合格できるはず。最後にひと言。
　「自分に厳しく、自分を信じて」