受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 渋谷教育学園渋谷中学校

いつもどおりの学習でいい

H.Iくん

 ぼくがサピックスに入ったのは5年生の9月ごろでした。入室テストの結果は上のほうのコースでしたが、第一志望の渋谷渋谷中の合格可能性が50%という厳しい状況で、きちんとした学習習慣がついていなかったため、コースはそこからなかなか上がりませんでした。
 このままではだめだと思い、冬ごろからきちんとした学習習慣をつくることに努めました。「いつ、何をやるか」など、学習すべきものを明確にしてめりはりをつけました。また、間違えた問題や、気になったことなどを確認ノートに書くようにしました。すると成績はみるみる上がり、6年生になったころには最上位コースに入ることができ、渋渋も3回とも合格可能性80%を取ることができました。
 その後も上位コースを維持し、成績も安定したまま最初の市川中の受験の日を迎えました。市川の試験は幕張メッセで行われるため、前日に近くのホテルに泊まって行きました。結果は無事、合格。次の渋谷幕張中も合格でした。
 そして迎えた渋渋の第1回。前日はいつもどおり勉強をして過ごし、受験当日は朝に資料集を読んだり、ノートを見返したりなど、これまでやってきたことの復習をしました。渋渋でよく出題される時事問題をカバーするために、「重大ニュース」を持っていきました。
 過去問でもすべて合格最低点を取れていたため、おそらく解けるだろうと思っていましたが、実際の試験は国語と算数が特に難しく、合格かどうか不安でした。だから2日目の試験が終わって母のところに戻り、第1回の合格を知ったときにはうれしくて、涙があふれてきました。
 合格のために、何より大切なのは、受験直前だからといって何か特別なことを始めず、いつもどおりの学習を続けることです。
 大丈夫。いつもどおりの学習を続ければ、きっと合格できます。

 前の体験記 | 共学校目次に戻る | 次の体験記 

2023年度中学入試 
親子で歩んだ
受験の軌跡
男子校女子校共学校

ページトップ このページTopへ