受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第30期生/受験体験記

進学校 帝塚山中学校

鉄道を制する者は、受験を制す

H.Yくん

 ぼくは、2年生からサピックスに通っていました。2年生のころ、ぼくの成績は普通でしたが、勉強は順調でした。3年生になると理科や社会が始まり大変になりましたが、特に社会が好きになり、勉強にもすぐ慣れました。6年生になって土曜志望校別特訓が始まり、中学受験を意識するようになりました。ただ、志望校は決まらず、西大和学園中に行けたらと考えました。理科や国語も勉強をがんばるようになり、授業で入試問題を解くことのおもしろさや大変さが理解できました。
 ところが、夏期講習の途中で新型コロナにかかってしまい、うまく勉強が進まなくなってしまいました。そんなぼくを助けてくれたのは、とても好きだった鉄道です。日本中の鉄道の路線、車両をほとんど知っていたため、地理が得意でした。そのため、社会ではがんばることができ、また、その力を使ってほかの教科の基礎もしっかりと固めていきました。いつもテストで点数が低かった国語が良くなり、国語がいちばん好きな科目になりました。理科にも興味が出て、難しい問題も解けるようになりました。
 受験初日には明星中に行く途中、鉄道の高架下を通るときに大阪環状線の車両が見え、一気にやる気が出ました。そのおかげで、入試では思いっ切り力を出して問題を解くことができました。2日目の西大和学園(本校入試)に続き、3日目の清風中ではいつもどおり、力を出してがんばることができました。清風の面接試験の後、帝塚山中の午後入試を受けました。帝塚山は初めて行く学校でしたが、近鉄電車で学園前駅まで行くことができ、ぼくにとても合う学校に出合った気がしました。今までにない力を発揮し、合格することができました。
 学校の友だちや家族、サピックスの先生にはとても感謝しています。そして、心のなかで応援してくれた全国の鉄道にも感謝したいです。6年後に大学受験があるので、サピックスで学んだことを大切にして中学時代から受験勉強に取り組み、最難関大学に合格できるようにがんばります。

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