私は、最後のマンスリーテストで、クラスが落ちました。正直なところ、そのころは勉強がしんどくて、休憩と勉強の時間が同じだと、母に叱られたほどです。まあ、私も受験を終わらせたくて、気がゆるんでいて…。
　しかし、だめだめな私でも、さすがにクラス落ちは、ずしんときましたね。でもそこから猛勉強して、うれしい結果になってよかったです。後輩の皆さんには、こんな私みたいになってほしくないので、逆転劇の準備と絶対に必要なことを伝えたいと思います。

【逆転劇の準備】脚本：母　主演：自分　演出：父
　脚本家がやることは、スケジュールが秒単位、やることを書いてあとはお任せではだめです。母は、たとえば「10時までに算数プリント終わらせるなら、ショートケーキを食べていいよ」と、モチベーションを向上させていました。主演の私は、入学式を想像し、卒業したらディズニーへ仲の良い友だちと行くことを約束して、自分を追い込んでいました。演出家の父には、いわゆるクッションのような、親子げんかや愚痴を聞いてもらうようにすると、「合格しなきゃ」というプレッシャーから気分が楽になります。送り迎えもしてもらいました。

【受験生にやってほしいこと】
①早起きの習慣をつけてください。
　研究によると、人間の脳は、２～３時間後から覚醒するそうです。だから、午前８時からスタートする入試の方は午前６時に起きるように心がけてみるといいと思います。
②休憩時間は好きなものを食べてください。
　私は空気に流されて食べられず、不合格になったことですごく後悔しました。また、脳の栄養となるチョコレートもおすすめです。好きなお菓子で不安が減るはずです。

〈受験生の皆さんへ〉
　いろいろなものを乗り越えた皆さんは十分強いです。好きなだけ合格してきてくださいね。
　東邦大付東邦中で待っています。