受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

最新中学入試情報

2023年度中学受験  サピックス小学部第29期生/受験体験記

進学校 女子学院中学校

気合・根性・執念 三つの武器

A.Mさん

 「もう絶対に落ちた…」
 2月1日、女子学院中の試験が終わったとき、最初に思いました。苦手だった国語に加えて理科も訳がわからなくなり、冷静さを失ってしまいました。
 2月2日は同じくらい志望している豊島岡女子中の入試。しかし、女子学院の結果が気になって集中できず、不合格。受験後に女子学院の合格を聞き、自信を持って2月3日も受験。3日間でいちばん手応えがあったのに不合格。私の心は折れかけましたが、サピックスの先生が「最後は気合と根性と執念だ!」と言っていたことを思い出し、2月4日に臨みました。しかし、手応えはゼロ。3日間のチャンスを逃してしまい、正直言って、「自分は今まで何をやってきたのだろう」と思いました。そして一人で見た合格発表。自分の番号を見つけた途端、部屋を飛び出し、すぐに実感が湧いてうれし涙があふれました。先生には「根性あるな」と言われてすごくうれしかったです。最後まであきらめなければ、成績は関係ないと思いました。
 というのも、6年生の夏前までは良かったのに、天王山の夏休みの成果を確認するテストで過去最低を更新。得意の算数が平均を切り、さすがにまずい!と思いました。その後も、女子学院の合格可能性は学校別サピックスオープンで60%、秋の合格力判定サピックスオープンで40%に下がりました。それでも絶対にあきらめず、最後の合格力判定サピックスオープンで80%まで盛り返し、本番に挑んだのです。
 今振り返って私が大切だと思うことは、次の四つです。

①「基礎力トレーニング」は毎日やるべき。私は計算ミスが直らず、直前のSS特訓最終回まで悩みました。

②SS特訓の教材は、指定された箇所をていねいにやるべき。特に志望校対策プリントはやり切る!

③平常授業の教材は取捨選択も。6年生の秋以降、過去問やSS特訓をやる時間がなくなります。

④休憩は必要だが、取り過ぎには注意!です。

 先生、家族、友だち、本当にありがとうございました。後輩の皆さん、あきらめずに、最後は三つの武器で「YES・YOU・CAN!」

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