私が第一志望の吉祥女子中の存在を知ったのは６年生７月の学校見学。通学には少し遠い学校でしたが、芸術教育があり、文化祭などの学校イベントでの活気あふれる雰囲気にひかれ、学校見学をしてすぐに「この学校に通いたい」と心から思いました。正直、サボっていた勉強にもその日から本気で取り組み、直後の７月復習テストでは前回から偏差値を10も上げられ、その後も最後まで成績をほぼ維持でき、吉祥女子に合格できました。あの学校見学を境に目の色が変わり、受験勉強が「他人事」から「自分事」になったと両親も言っていました。もし、まだ心から行きたいと思える学校が見つからず、勉強に身が入らないなと思う人は、６年生は土曜志望校別特訓もあって忙しいけれど、いろんな学校に足を運んでみてください。きっと運命の学校に出合うことができ、自分のために受験勉強をがんばれると思います。
　次に勉強と睡眠について。「基礎力トレーニング」はサボらずに毎日やること。ちゃんとやるとテストの大問やがすらすら進み、余裕を持って後半が解けるので成績が上がりました。睡眠時間を最低８時間半とること（夏期講習のときに塾に言われました）。朝勉強は無理だったけれど、おかげで疲れもそんなにたまらずに、効率良く勉強を続けられます。皆さんも睡眠をしっかりとりつつ、算数に限らず、すべての教科でがっちりと基礎を固めてください。
　最後に、受験当日の失敗エピソードについて。私は緊張からか、第一志望校で受験番号の書き間違えをして落ちたと思いましたが、直後に学校に電話し、「名前が合っていれば大丈夫」と言われて安心できました。試験会場に着いたら、その学校に受かる確率50％。いいえ違います。名前そして受験番号を正しく書いてから、その学校に受かる確率が50％になります。もし書き間違えに気づいても、あきらめずにすぐに学校に相談しましょう。
　受験生へ。みんなができる問題を取り切ることが何より重要です。祈・合格！