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最新中学入試情報
進学校 ▶ 神戸女学院中学部
ありがとう
C.Tさん
あの入室テストのとき、私は泣いた。大泣きだった。わかってはいた。学校のテストと違うことは。けれど、こんなに難しいとは、夢にも思っていなかった。私語厳禁のテストで本来落とされるはずの私を、見捨てないでくれた先生の思いやりがあった。この気遣いに、どれだけ救われたことか。
リアクション豊かな先生の授業は、おもしろかった。時々、ノートをとっていないことを注意された。それでも、仲間と受ける授業は、楽しかった。「仲間」の意味はいつしか、「サピックスで会う友人」から、「志望校へ向けて勉強や対策をする同志」へと変わっていった…。
がんばったのは、授業の内容を理解して帰ってくることだった。6年生の夏休みが始まるころに、父の関西への転勤が決まり、志望校も関西の学校にすることになった。これが何かのご縁だったのかはわからないが、校風も、偏差値帯も、出題形式も、何もかも自分にぴったりな、「神戸女学院中」というすばらしい学校を見つけることとなった。これ以上自分に合う学校はないのではと思うほどだ。
夏期集中志望校錬成特訓、通称「かきし」も、関西の校舎の神戸女学院コースで受けることとなった。神戸女学院は体育の実技があるので、後転と二重跳びの練習もした。
夏と秋が、過ぎていった。
とうとう受験当日を迎えた。
雨が降ってズボンの裾が濡れてしまうなど、いろいろなことがあったが、時間があったので対処することができた。周りには「かきし」を受けに行ったときにどこかで見た塾の子がいた。緊張はしなかった。こうして受験の全日程を終えた。
合格発表のとき、「結果を見る」のボタンを押し、目をつぶった。
しばらくして目を開けるとそこに、「合格です」の文字があった。
跳ねて、はしゃいで、喜んだ。
うれしさいっぱいの2月と3月を、これを読んでいる皆さんにも、過ごしてほしいです。
2023年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡 |
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