２０２３年２月２日21時。
　父がプリントした１枚の書類の文章の中に、「合格」の２文字を見つけて、家族で抱き合いました。２月１日の試験が今までどおりにはいかず、そのうえ、２日午前の試験は得意な算数に空欄が多く、「受からないのでは」と焦っていたことが、さらに喜びを大きくしました。
　私がサピックスに通い始めたのは３年生の夏でした。夏期講習の授業のおもしろさにひかれて、そのまま入室しました。５年生になると、社会の点数が低く、足を引っ張るようになりましたが、知識の確認を中心に復習するうちに、すぐにではありませんが、偏差値が上がり始めました。そして不思議なことに、算数と理科が得意だった私が２月の試験でいちばんできたと感じたのは、社会と国語でした。
　６年生の秋からスタートしたＳＳ特訓の話になりますが、初めは約10時間もサピックスで過ごすことにとても疲れ、家庭学習でもＳＳ特訓の復習や過去問が多くて大変でした。しかし、しばらくすると同じクラスに友だちが何人かでき、気が合ったので、より志望校に向けて努力しようと思いました。
　いつも楽しい授業をしてくださった先生方、私を支え続けてくれた家族、目標に向かって一緒に学んだ友だちに感謝しています。
　最後に、私が特に気をつけたことを記します。

①集中できないときは、中学生になった自分を想像してみる。

②勉強ばかりになり過ぎない。

③ＳＳ特訓と知識の穴埋めは大事。

④１月は感染症予防のため、学校は休むようにした。

⑤本番で大事なのは気持ちの切り替え！

　とにかくサピックスを信じていれば、きっと大丈夫です。来年受験する皆さんにも、思い思いの桜が咲きますように。