「縁」に恵まれた中学受験
SAPIXにお世話になったのは4年生の春からでした。最初は偏差値50を切るレベルでSAPIXに通う子供たちのレベルの高さを感じたようです。勉強に集中できる環境の中、徐々にクラスも上がり、得意とする教科の片鱗が見えてきた4年生を過ぎ、5年生に入る頃、まだ志望校のイメージが親子共々漠然としていたことから、合同説明会や学園祭に足を運び、教育内容や学校の雰囲気を感じながら、志望校を考えるようになりました。
クラスも上位クラスを行ったり来たりしはじめ、少しレベルが上の学校も視野に入るようになってから、勉強への取り組み姿勢が変わったように思いますが、同時に教科ごとの得意・不得意が顕著になってもきました。算数は得意で得点源になっていましたが、国語がかなり苦手で、特に記述問題が課題でした。
6年生の夏からは、志望校別の対策が本格的に始まります。SAPIXで記述問題の特訓を受け、少しずつ記述問題も高めの部分点をもらえるようになりました。志望校は2校をメインに絞りましたが、共に出題傾向が特殊な学校であったため、SS特訓などのクラス選択が大事になりました。サピックスオープンの成績も良い結果が続いていたのですが、油断が見られるようになった12月頃から成績を落としてしまいました。
なんとか正月を乗り越えましたが、1月校の受験でまさかの不合格。授業内テストで調子が出ていたため、油断から勉強量も集中力も落ちていた時期でした。本番まで2週間しかない状況、ここで本人も親もギアを入れなおした形です。まずは、受験本番を想定して一緒に5時半に起きるところからスタートしました。毎日家庭で取り組む課題を確認し、SS特訓や土曜特訓でやった模擬試験問題のやり直しを中心に「わからないこと、間違いやすいことの洗い出し」と「抜けている部分の穴埋め」に取り組みました。本人の希望からSAPIXの授業には最後まで出席し、モチベーションの維持を図りました。この時期が親のメンタルが一番やられる時期だと思います。息子には平静を装いながら、一緒に頑張ることを意識しました。
そして迎えた2月1日の第一志望校本番の朝、送り出したときの笑顔、そして帰ってきたときの不安な顔は今でも目に焼き付いています。それでも何とか持ち直して2月2日の朝は笑顔で出発、抜群の手応えであったと満面の笑みで帰宅。受験には「実力」に加え、「問題の縁」があることを改めて感じました。結果、笑顔で帰ってきたもう一つの志望校に合格できました。これも「縁」なのだと思います。合格発表サイトに映し出された桜柄の背景と「合格おめでとうございます」の文字を見たとき、親子で泣きました。
今、息子は最高の笑顔で最後の小学校生活を満喫しています。SAPIXに通えたのも「縁」。息子の可能性を引き出し、支えにもなっていただいた先生方に感謝申し上げます。本当に、ありがとうございました!