親は見守る、子は走る
息子がSAPIXに入室したのは、4年生の冬期講習でした。「対話型授業」というのが、自分の考えを周りに伝えたくてたまらない性格の息子に合っていそうだなと思ったのが入室のきっかけです。予想どおり「めちゃくちゃ楽しかった!でもやることがめちゃくちゃたくさんある! 大変だ!!」と笑顔で帰ってきた初日の様子をよく覚えています。
SNS等でさまざまな中学受験の情報が飛び交っておりますが、息子を中学受験の世界に入れるにあたり、私は次の三つを心に決めました。
①その場の感情で「受験をやめる」といった言葉を口にしない。
②SAPIX以外の教材やサービスには手を出さない。
③先生方を信頼し、迷ったときは周囲の噂に惑わされる前に先生に相談する。
この軸を最後までぶれさせなかったことが、親子のメンタルの安定、ひいては合格という結果につながったと感じています。
入室当初は、毎週のデイリーチェックに間に合うよう、その日にやるべき箇所へ付箋を貼り進捗を確認するなど、学習の管理をしていました。しかし6年生になると、息子自ら主体的に学習計画を立てるようになりました。私は塾へのお迎えと教材や過去問のコピーをする程度で、学習には全く関わっておりませんでした(関わりたくてもSAPIXの学習内容は私には高度すぎました…)。
分からない問題は必ず質問教室へ。特に夏以降は毎回のようにお世話になっておりました。9月からSS特訓が始まり、過去問も始まると、いわゆる「休日」はなくなります。それでも息子は「SSがとにかく楽しい」と充実した様子でした。ご指導どおり12月で過去問を終え、怒涛の冬期講習と正月特訓を走り切ると、1月には不思議なほど落ち着いた時間が訪れます。新しいことには手を出さず、復習に徹するようにとの助言を守りましたが、これが大正解でした。直前期の焦りは禁物です。SSで積み重ねた演習量を信じることが何より大切だと思います。
受験当日の息子は、全く緊張することなく、SSの演習と全く同じ気持ちで問題を解いたとのことでした。メンタルの強さに、大いに驚かされましたが、このメンタルの強さは間違いなくSAPIXで培われたものだと思います。
合格後、先生方とお話をさせていただきましたが「分からないところを放っておかない姿勢がとてもよかった。最後の方はかなり仕上がっていたので、あまり心配していなかった」と言っていただけました。
最後に、筑波大学附属駒場中学校では報告書も重視されます。塾の勉強だけではなく、日々の学校生活も全力で楽しんでください。後輩の皆さまのご健闘を心よりお祈りしております。