我が子を信じ切る力
これまでお世話になりましたSAPIXの先生方に篤く御礼申し上げるとともに、これから保護者の方がさらなるサポート体制を敷いていく中で我が子の力を信じ切るきっかけになればと思い、筆をとります。
過熱する中学受験市場の中、勉強を楽しいと感じたまま6年間を過ごして欲しいと願い、我が家は小学校入学と同時にSAPIXにお世話になる道を選びました。低学年の頃、苦労しながら一緒に作文を書いていた彼が、今や筑駒の40分で解答を出し切るまでになったこと、感慨深く思います。
1月中旬、本人の希望を尊重し灘に挑戦しました。灘では自分の得点も含め、科目毎に全体の詳細な点数が開示されるため、直前期の自身の立ち位置を客観的に把握するいい機会でもありました。1日目終了後「算数もうやだ~」とぼやきながら戻ってきた彼は、過去の合格者平均点を確認し、挽回できる! 大丈夫!と言って2日目の算数対策をしていました。しかし、普段滅多に体調を崩さない息子ですが、東京出発前に妹の胃腸炎をもらってしまい、2日目の未明から嘔吐を繰り返し、試験会場にもやっとのことでたどり着きました。嘔気と闘いつつ試験を完遂するも、結果は4点届かず。しかし、2日目の試験結果は合格者平均点を上回っており、体調不良の中、体力と精神力を極限まで絞り切り、研ぎ澄まされた集中力を発揮して闘い抜いたことは、彼にとって大きな自信になった様でした。子供は親が思っている以上に自分のことをしっかり把握し、客観的に分析できるようになっていることを誇らしく、頼もしく思った出来事でした。
様々な塾情報が溢れる中、SAPIXは面倒見が良くない、家庭との連携が濃くはないと巷では言われているかと思います。しかし、それはプロフェッショナルである先生方が「餅は餅屋」として家庭との棲み分けをしてくださっている証左であり、子供のことをよく把握しているからこその線引きなのだと感じます。特に6年生の2回の面談の中では、先生方がこちらでもわかりかねる子供のクセやこだわりなどを理解した上での導きであることが伝わってきました。見えにくいものではありますが、信頼できる指導陣であることは確かです。
6年生のSS特訓と同時に志望校別対策も始まります。保護者会ではあまり具体的な言及はないので不安に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、各々の志望校に合わせ、弱点を補強すべく+αの教材を豊富に用意して下さり、直前期にかけても必要な分野を鍛えられる十分なサポートがあること、保護者の立場からもお伝えしておきます。
我が子ですが、こちらが心配になるくらいの平常運転で最後の日程まで過ごし切りました。もっと必死に焦らなくて、万が一うまく行かなかった時に後悔はしないの?と問いかけたことも幾度となくありました。でも、子供はきちんと成長しています! 積み重ねを信じて一緒に合格を喜べる日を楽しみに進みましょう!