受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 筑波大学附属駒場中学校

最後の飛躍を信じて

 3年生から通塾し、やるべきことの多さに目がまわりそうになりながら目の前の課題に追われている間に、あっという間に6年生になりました。

 6年生になると算数が格段に難しくなり、成績が振るわなくなりました。得意だった理科もなぜか右肩下がり。苦手だった国語も伸びず、秋以降のサピックスオープンで悲しい結果に。先生に言われたテキスト範囲、過去問はまじめにこなしているのにどうして? と焦る気持ちが募るばかりでした。

 12月にようやく気付いたのが、得点アップするには自分の苦手な分野を克服しなければいけないということです。ただがむしゃらにノルマをこなすことだけに夢中になっていたので、苦手は苦手なままになっていたことに気付いたのです。志望校の頻出分野のうち、サピックスオープンや過去問で取れなかった分野はどこなのか明確にし、その分野を集中的にやるようにしました。具体的には土日に配られる、後回しにしていた難易度高めの算数プリントを行う。理科の計算分野のプリントをやり直す。国語は過去問20年分やって先生に添削してもらう。

 このように苦手対策を意識して勉強することで12月以降、目に見えて力がついたように思います。模試がもう終了していたのでどれだけ順位や合格可能性が上がったのか数値化はされなかったけれど、過去問や授業で行う過去のサピックスオープン演習などで合格点が取れるようになったのです。少しずつ自信もつき、本番当日は平常心で、むしろ楽しむ気持ちで試験に臨めていたようです。

 無事志望校に合格できましたが、過去の模試では一回も合格可能性80%が出たことはありませんでした。最後の最後まで飛躍を信じてねばって勉強したことが、合格につながったのだと思います。

 受験が終わった今、3年生から6年生でやっていてよかったと思うことは、理科・社会の興味を強く持つことです。毎日ニュースを見たり、図書館で地図や江戸の本、生物進化の本を借りたりして、何にでも興味を幅広く持つようにした結果、入試でこんなことを聞くのか、みたいなマニアックな問題が解けるようになり、差がついたように思います。

 反対にこうしておけばよかったと後悔していることは、志望校の情報集めです。文化祭や説明会に参加しなかったため、受験当日、こんなに遠いの?など驚くことが多かったです。頻出分野はもちろん、学校の雰囲気、どんなタイプの子が集まりやすいのか、6年生の夏までに諸々下調べをしておけばよかったと思いました。