家族の絆で掴み取った合格
息子が受験勉強を始めたのは、SAPIXに入室した5年生4月で、偏差値40からのスタートでした。それまで、学習系の習い事をしたことがなく、勉強の習慣がなかったため、通塾に慣れるまでは大変でした。また、好きな野球に行く頻度が前より減り、それがストレスだったようです。その様子を見て、小学校の間はやりたいことを思う存分やらせたほうがいいのではないかとかなり悩み、何度も話し合いをしました。しかし、やめたら好きなだけ野球できるよ、と言っても絶対にやめるとは言いませんでした。1年間で受験勉強をやり遂げた二つ上の姉の存在があったからだそうです。途中で投げ出して姉に負けるのは嫌だ、そう思ったそうです。よきライバルである姉の励ましもあって、何とか最後まで続けることができました。
成績に関して、元々得意な算数、物理はあまり心配していませんでした。様々な種類の歴史まんがをよく読んでいたため、歴史も得意でした。最も心配だったのは国語です。小さい頃からよく読書はしていましたが、記述力が足りず、他の科目の足を引っ張っていました。そこで、6年生の前期に、国語の復習を徹底することにしました。具体的には、文章を再度読み直し、間違った問題をもう一度解き直す。そして、本人が納得するまで解説をして、それでもわからない問題は、質問教室で質問するようにしました。その結果、夏期講習最後のマンスリーテストでは国語も他の科目に劣らない点数が取れるようになっていました。
国語を克服したことで科目による極端なばらつきはなくなりましたが、6年生秋の模試では、開成が合格可能性50~60%、筑駒が20~40%程度でした。12月中旬頃に、それまでの模試の結果を分析すると、生物や化学計算、天体、公民等いくつか苦手な単元が見つかり、それらを克服すると一気に合格圏内に入るのではないかと考えました。この時期、冬期講習、正月特訓の授業の復習と家庭学習をこなすだけでも大変ですが、並行して苦手な単元の穴埋めを徹底的に実施しました。
直前期の追い込みのおかげで力がつき、最終的に受験校すべてに合格することができました。6年生の夏の大会まで続けた野球でつけた体力と、6年生の秋まで続けたピアノとバイオリンによって身につけた集中力や暗記力が、追い込みの際にかなり役立ったと思います。また、得意を着実に伸ばし、不得意を徹底的に克服したことで、本番でバランスよく点数を取ることが出来たのではないかと感じています。
最後になりましたが、質問教室や過去問添削、受験校選定の際に親身に導いてくださった先生方、プリント紛失の際に快く対応してくださった受付の皆様、そして暑い日も寒い日も安全を見守っていてくださった警備員の方々に、心から感謝申し上げます。