受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 親子で歩んだ 受験の軌跡

進学校 渋谷教育学園渋谷中学校

粛々とやり抜く

 日々の学習をよそに「いかに遊ぶか」と画策していた次女が、先輩に誘われて渋渋を志望した新六年。偏差値は50だった。他校を勧めても頑なに譲らないので、ひとまずやってみることにした。

 受験体験記と長女の経験から見出したこの度の戦略

①六年前期に暗記を仕上げる!

②夏は、夏期講習と有名中。

③六年後期は、SSとガッツリ過去問。

 一年間は長い。詰め込み過ぎると続かないので、毎日のアニメ(観ながらゲーム)時間を確保しつつ、計画を立てていった。

 前期、朝勉を徹底した。基礎トレ、漢字、言葉ナビ、コアプラス(数周)。寝る前に年号カード。地道な努力を四か月続けられたことは自信となり、成績は急上昇した。夏は、無心に夏期講習に食らいついた。また、有名中で過去問慣れをした。そして、後期。SSは、豊島慶應コース。渋渋や、今年はJG志望の子も混ざっていた。この複合コースが、非常に良かった。仲間たちとわいわいやり合うことがとても楽しかったようなのだ。渋渋や小石川はどんな問題が出るか分からないので、色々な問題に触れておくと良いと思うが、このコースでは、多角的に鍛えられた。

 SS単科は、算数解法力と国語読解力を選択した。算数の成績はいまいちだったが、授業中先生に質問して、何とか頑張っていたようだ。国語は、前期に社会を克服したお陰で選択出来た。国語好きな次女はとても生き生き満喫した。ちなみに、長女は社会を選択し、総復習出来て助かった。

 過去問は、九月からクリスマス(添削期限)までにやる見通しを立てた。休日は、午前校・午後校の二本立てで体力をつけた。遊ぶ日も盛り込みつつ、音楽を聴きながら、歌いながら(もう止めるのも面倒になっていた)熟していった。十一月は、魔の月。長女の時に、洗礼を受けていたので、今回は心して予定に余裕を持たせた。

 渋渋対策としては、独特な問題に慣れるように過去問を少し古いものからたくさんやった。小石川対策もSAPIXでバッチリ!(これを伝えたかった!)。適性検査はとにかく面倒で、はじめは向き合うのも辛い。やる気のない次女の答案、直しにも先生方は根気よく添削して下さった。三~四年分もやれば慣れてはくるが、飛ばし方を分かっただけで空欄が埋まらない。質問教室で時間配分などの戦略を一緒に練ってもらい、書き切るイメージを付けていった。

 結局次女は上位クラスには至らなかったが、一月校進学を念頭に置くことを条件に、二月は全チャレンジすることになった。結果を期待したら潰れる。二月五日までとにかく粛々とやり抜くことが目標だった。千葉受験では落ちることを学んだ。二月一日、二日と落ち続け、三日はさすがにへこんだが、小石川を書き切ることが出来たので希望を繋いだ。四日、五日と駆け抜けた。やり切ったことは得難い経験となった。結果がついてきたことに、ただ驚いている。