点と点がつながる
「点と点がつながる」。私が大好きな言葉だ。そして娘の中学受験のサポートを通して、改めて実感したことでもある。
新4年生の2月、娘がサピックスに入室した。大人しく引っ込み思案で、極度に緊張しやすい娘だった。毎月のテストでは、緊張のあまり勉強したことは吹っ飛び、頭は真っ白、滝のような冷や汗をかいて、試験に取り組む有様だった。日々コツコツ勉強をしているのにもかかわらず、テストでは自滅してしまう娘が不憫で仕方がなかった。困ったときにはサピックスの先生を頼ろうということで、度々相談をさせていただいたが、テストの回数を重ねて慣れていくこと、また緊張を乗り越えて解けるくらい演習を重ねていくこと、などをアドバイスいただいたように思う。
5年生では勉強量も難易度も上がり、思うように成績が上がらない時も、必死に勉強に取り組み続ける娘の背中はとても印象的だった。頑張っても成果がでない時、がっかりしながらも、腐らず投げ出さず、コツコツと真正面から取り組む娘の強さに、すごいなと内心思っていた。
受験最終学年では、SSのクラスの先生達が大変熱心で、過去問添削や演習など、とても親身にアドバイスをいただけ、娘の勉強へのやる気は倍増した。特に苦手だと思っていた算数と、国語の記述力において、最終的には強みになるくらい伸び、親では気づかなかった娘の能力を、先生たちが最大限に引き出してくださったと、驚きとともに心から感謝している。
振り返ればサピックスでの3年間、良い時も悪い時も、娘は常にコツコツとすべきことをやり続けた。基礎トレも理社のデイリーステップも漢字の要も言葉ナビも、本当に小さなコツコツだったが、その一つ一つの「点」を大切にやり続けた。そしてその積み上げてきた小さな「点」たちが、やがて徐々につながり、太い線となり娘の力となり、結果的には受験校全てに合格するまでの力の素となった。
コツコツ小さなことをやり続けることはつまらないし、この先どのくらい役立つかもよく分からず、後回しにしがちだ。だが私は娘から、その小さな『点』こそが、いずれ大きな力の素となることを教えられた。これは娘自身にも、私にとっても大きな財産になったのではないかと思う。
入室当初の極度に緊張しやすかった娘が、2月1日の受験本番当日では、落ち着いて自信に満ちた様子で受験会場に向かっていくのを見て、本当に成長したなぁと感嘆した。
そして最後に、常に寄り添って励まし続けてくれたサピックスの先生達(面白く分かりやすい授業の、イケメンな先生とか?)、また娘と仲良く、時には成績を競ったりしながら、楽しく通塾してくださったお友達たちに、心より感謝申し上げます。来年の受験生そして保護者の皆様に幸ありますように!