9月の主な出来事 ちょっと詳しく知っておこう
- 社会
改正道路交通法が施行され、車が「生活道路」を通るときのスピードは、この日から最高で時速30kmとされた。従来は時速60kmだった。生活道路とは、一般的には中央に線がない道や住宅街などにある細い道を指す。通学路になっていることが多く、小・中学生などが交通事故に巻き込まれるケースも少なくないため、より低い速度に制限することになった。
- 環境
国連環境計画(UNEP)は地球温暖化を原因として、今後数年以内に産業革命前からの気温上昇が1.5℃を超える見込みだという報告書を発表した。
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地球温暖化対策の国際ルールである「パリ協定」では、産業革命前からの気温上昇を「できる限り1.5℃に抑える」と決定し、世界の国々が目標としています。しかし、UNEPの報告書によると、産業革命前からの気温上昇はすでに約1.4℃に達したとされました。1.5℃を超えると、後戻りできない気候の転換点に達する可能性が高まるとも警告しています。たとえば、南極やグリーンランドの氷床の崩壊、熱帯雨林の消失などが相次いで起こり、山などがなく低平な島国は水没の危機にさらされます。しかも、後から気温を下げたとしても、以前の状態に戻るわけではありません。そこで、この報告書では、二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガスを削減するには水力や太陽光などによる再生可能エネルギーへの転換が不可欠で、大規模な植林なども必要だと指摘しています。
- 国際
「メルカトル図法」ではなく、「イコールアース図法」の世界地図を採用するよう促す決議案が国連総会で投票にかけられ、加盟している193か国のうち日本を含む164か国の賛成多数で採択された。
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「メルカトル図法」の世界地図は、角度が正確に表されるため、航海図として利用されてきましたが、一方で赤道から離れるほど面積が拡大されるという欠点もあります。たとえば、アフリカ大陸の面積は、実際にはグリーンランドの約14倍ですが、メルカトル図法ではほぼ同じ大きさになっています。一方、「イコールアース図法」ではアフリカ大陸もグリーンランドもより正確な大きさで示されます。このため、アフリカ諸国などは、メルカトル図法はアフリカ大陸の軽視につながるとして、イコールアース図法の採用を求める運動を展開してきました。
- もっと詳しく 1 参照社会
厚生労働省は「老人の日」のこの日、9月1日の時点で、全国の100歳以上の高齢者が初めて10万人を超えたと発表した。
- もっと詳しく 2 参照災害
大型で強い台風25号が関東地方にかなり接近し、大雨となった。千葉県と神奈川県を中心に冠水や土砂崩れなどによる被害が出た。
- スポーツ
第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)の競泳男子200m平泳ぎの決勝で、17歳の大橋信選手が2分4秒83の世界新記録を樹立し、優勝した。
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詳しく 1 少子高齢化に一層拍車が
100歳以上が初めて10万人を突破
- 厚生労働省によると、9月1日時点での100歳以上の人は、前年より7914人増えて10万7677人となり、56年連続で過去最多を更新しました。
65歳以上の割合が29.6%に
- 総務省は9月21日の「敬老の日」に合わせて、9月15日時点での65歳以上の高齢者の推計人口を発表しました。高齢者は約3624万人と前年より約2万人増え、総人口に占める割合(高齢化率)は0.2ポイント上昇して29.6%になりました。調査を始めた1950年以降では過去最高です。
結婚を望まない人も増加の一途
- 一方、9月11日に国立社会保障・人口問題研究所が発表した2025年の出生動向基本調査によると、18〜34歳の未婚者のうち、「一生結婚するつもりはない」と答えた人の割合は1982年の調査開始以降、男女ともに初めて20%を超えたことがわかりました。男性は24.0%、女性は21.5%でした。
- 子どもを持とうという意欲も低下しています。夫婦が予定している子どもの人数は平均すると1.95人で、調査開始以降、初めて2人を割りました。
●未婚者の生涯の結婚意思
考えてみよう!
日本は世界でも有数の少子高齢化が進む国です。今後、どんな影響があるか、そうした時代を乗り切るにはどうすればよいか、友だちや家族で話し合ってみましょう。
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詳しく 2 台風25号が千葉県・神奈川県で猛威
その影響は?
- 9月21日に東海地方と関東地方に接近した台風25号は記録的な豪雨をもたらし、被害は主として千葉県・神奈川県に集中しました。
主な被害は?
- 両県の各地で道路が冠水し、通行不能になりました。浸水や水没によって動けなくなり、放置された車も多数見られました。
- 両県では土砂崩れも多発。千葉県鴨川市・茂原市などや、神奈川県横須賀市・三浦市で亡くなった人の多くが土砂崩れに巻き込まれたケースでした。
- 千葉県では北部にある印旛沼(北印旛沼)の堤防が決壊し、佐倉市・成田市などでは浸水被害が相次ぎました。ポンプによる排水能力を超えたため、水が一向に引かない状況となりました。
- 千葉県内の鉄道網が寸断されました。特に、JR内房線の姉ケ崎−長浦間は復旧までに3か月かかると見込まれています。
- 死者は両県で10人以上に上りました。