さぴあインタビュー/関西情報
多様な国籍の生徒が集う
グローバルな環境のなか
世界で活躍できる人材を育成
関西学院千里国際中等部・高等部 教頭 田中 守 先生
音楽や美術は外国人教員による
授業をOISの生徒と受講
体育館には帰国生徒たちが過ごしたすべての国の国旗を掲示しています
校内には生徒たちが作ったアート作品がたくさん掲示されています
松本 SISとOISの生徒が一緒に学ぶ音楽や美術は、どんな授業になるのでしょうか。
田中 他校ではクラブ活動で行うようなコンサートも、本校では音楽の授業の一環として実施しています。選択肢は弦楽器と管楽器とコーラスの三つがあり、弦楽器と管楽器の場合は楽器を一つ選択します。たとえばバイオリンを選んだ生徒は、学校がバイオリンを貸与し、6年間、バイオリンのレッスンを積むのです。発表の機会としては、年に2回、保護者を招いて行われるコンサートがありますが、最初は学校の玄関ホールで演奏し、上達するにつれ、シアター、外部の大きなコンサートホールと、その会場もアップグレードしていきます。
SISには音楽の教員がいませんので、SISの生徒はOISの生徒と一緒に、IBの中等レベルとされるMYP(Mid Years Programme)の音楽の授業をOISの教員から受けるため、音楽理論も授業に組み込まれています。美術も同様に、SISとOISの生徒が一緒に、MYPの授業をOISの教員から受けます。「アート・ヒストリー」という各文明のアートの歴史を学ぶ授業もあります。授業はすべて英語で行われます。音楽も美術も創造性だけではなく、思考力や協働すること、挑戦することなど、幅広い人間性を育てることがハイスクールの役割であり、けっして大学に行かせることではないというのが、OISの教員たちの考え方です。
◎学校関連リンク◎
◎人気コンテンツ◎