受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/関西情報

SSHとグローバル教育を両輪に
生徒の夢を実現するための
「仕掛け」がたくさんある学校

立命館中学校・高等学校 校長 東谷 保裕 先生

一人ひとりが輝き、夢を実現する
「生徒が主役」の学校

松本 貴校のホームページを見ると、動画がたくさんあり、そのなかの一つに、入試説明会で生徒が学校の説明をしているものがありました。その生徒は、たまたまサピックスの卒業生でした。小学生のころはおとなしく引っ込み思案だったその子が、堂々と元気に話していたので、とてもうれしく思いました。

先生写真
校長 東谷 保裕 先生

東谷 わたしがいつも説明会などで言うのは、本校は「生徒が主役」の学校だということです。誰もが輝いていて、夢が実現できる学校です。だから、説明会でも生徒に校内案内や20分間のプレゼンをやってもらっています。その内容に、保護者の方々も感動されます。SSHの発表会にも保護者の方を招きますが、わが子が難しいことを英語で堂々とプレゼンする様子を見ると、やはり立命館に入れて良かったと思われるようです。

 また、本校では、校長面談があり、わたしはMSコースを除く高3生全員と1人約20分ずつ面談をしています。そうした機会に6年間の感想を聞くと、「この学校に来て良かった。自分が変わり、積極的になれた」というようなものが多くあり、とてもうれしく思います。

松本 進学実績などと違って、そういった生徒の内面の変化については、校外の人には見えにくいものですが、とても大切なことですね。

東谷 わたしは毎朝校門に立って、登校してくる生徒たちに「おはよう」と声を掛けています。恥ずかしいのか、最初はあいさつができなかった生徒も、今ではあいさつすることが普通になりました。いくら学力が高くても、人間性が備わっていなかったら世の中で通用しないでしょう。本校の重点課題にも「あいさつができる」ということを入れているのはそのためです。きちんとしたことばを使って、人を励ましたり、ほめたり、お礼を言ったりということができるような生徒を育てたいと思っています。

23年2月号 さぴあインタビュー/関西情報:
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