さぴあインタビュー/関西情報
SSHとグローバル教育を両輪に
生徒の夢を実現するための
「仕掛け」がたくさんある学校
立命館中学校・高等学校 校長 東谷 保裕 先生
多様な進路をサポート
高大連携のプログラムも豊富
松本 先ほど、海外大学に進学した卒業生のお話がありましたが、貴校の場合、卒業生の進路は、海外も含め、多岐にわたっていますね。
東谷 だんだんそうなってきました。大学の付属校ではありますが、本校では内部進学ありきではなく、生徒一人ひとりの夢を後押しするような指導を行っています。現在では卒業生の25%が外部の大学に進学していますが、立命館大学にない医学部などを中心に、さらなる高みをめざして進路を選択します。立命館大学自体も、意識の高い優秀な本校生を一人でも多く獲得するためにさまざまな取り組みをしてくださっています。本校と大学が互いに切磋琢磨し合うことで、より高度な学びが実現できると考えます。
外部大学進学者の多くは、京都大学や大阪大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学といった難関大学、あるいは医学部医学科に進学しています。立命館大学は「次世代研究大学」を掲げているのですから、本校の卒業生が培ってきた研究を続けられる大学にならなければならいと、大学の総長もおっしゃっています。
松本 付属校ということで、高大連携のメリットも多くあるのではないでしょうか。
東谷 そのとおりです。立命館大学や、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学との接続教育プログラムが数多くあります。たとえば、そのなかの法学ゼミでは、模擬裁判なども行われます。そこで法学のおもしろさを知ってそのまま法学部に進学し、卒業後は弁護士や検察官などの職に就いた者もいます。また、高校の選択授業として、大学に行って受けられる講義もいろいろあり、それは大学進学後に卒業に必要な単位の一部として認定されます。
松本 それでは最後に、貴校をめざす受験生と保護者の方にメッセージをお願いします。
東谷 本校は、“宝物”がいっぱい埋まっている学校です。ただし、それを見つけるのは生徒自身です。そういうマインドを持ったお子さんなら、きっと夢が実現できるでしょう。学校は、それを精いっぱい後押しします。そして、自分の夢の実現と同時に、それが誰かの幸せになるような生き方をしてほしいと願っています。
松本・中山 本日は、貴重なお話をありがとうございました。
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