受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

さぴあは、進学教室サピックス小学部が発行し、内部生に配布している月刊誌です。

さぴあインタビュー/全国版

世界での活躍を見据えた
多様な体験を通して
高い目標に向かう力を養う

巣鴨中学校・高等学校 校長 堀内 不二夫 先生

中学受験の経験は大きな財産
学校は自分の目で見て選んでほしい

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神田 大学進学実績を拝見すると、2023年春は、83名が国公立大学に合格しています。医学部医学科では、国公立大学に18名、防衛医科大学校に4名、私立大学に89名が合格していて、私立については全国3位の実績です。近年では海外大学への合格者も出ています。これだけ充実した国際教育があるのですから、海外への進学者は今後ますます増えていくのではないでしょうか。

堀内 成長して、いろいろな方面に伸びていってくれることを期待しています。

神田 最後に、受験生と保護者の方にメッセージをいただければと思います。

堀内 学校説明会も実施していますが、それ以外の日も飛び込みで見学に来ていただいてまったく構いません。休み時間なら生徒がいますから、つかまえてどんどん質問してください。やはり生徒たちを見て、生の声を聞いていただくのがいちばんいいと思っています。

集合写真

神田 受験生本人も保護者の方も、自分の目で見て、ファンになって、受験してほしいですね。

堀内 実際にファンになってくださる方がたくさんいて、とてもありがたいです。何年か前、どうしても巣鴨に入りたいと言ってくれた受験生がいましたが、試験はすべて残念な結果となりました。ほかの学校には合格しましたが、本人は何とかして巣鴨に進学したいと思っていたそうです。入試の受付の際に、係の在校生がとても親切にしてくれたことで、その思いがさらに強くなったようです。そうやって、しばらくは追加合格に期待していたそうですが、その望みはかないませんでした。そして、お父さんにこう言ったそうです。「ぼくは受かった学校に行く。そこで一生懸命勉強して、巣鴨で親切にしてくれたお兄さんみたいな人になる」と。本人はつらかったでしょうが、この経験は大きな財産になったのではないかと思います。

神田 受験生にあこがれを持たれる生徒がいることも、学園の財産ですね。そうした意味でも実績はもちろん、今後ますます人気が高まってくると思います。良いお話をありがとうございました。

24年2月号 さぴあインタビュー/全国版:
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