受験ライフをサポートする進学情報誌 さぴあ

2026年度中学入試 受験体験記

進学校 海城中学校

努力を続ければ報われる

 涙が止まらなかった。それは2月4日の夕方のことだった。

 ぼくは合格力判定サピックスオープンなどの模試で自分が思うような結果を残すことができなかった。そしてサピックス人生最後のマンスリーテストでは、今まで経験したことのないクラスまで下がってしまった。それでもうだめだと思った。しかし、ぼくは冬期講習や正月特訓で一つ一つ課題をこなしていくなかで目覚めた。今まで解けなかったような問題も急に解けるようになったのだ。不思議だが努力を続ければそのような瞬間が来るらしい。

 千葉三連戦、初日の市川は敗れ、次の東邦大東邦では合格をいただいた。3日目、第一志望の渋幕は敗れた。とても悲しかった。絶望だった。

 いや、まだ半分も試験を終えていない。そう、ここからが本番なのだ。そこで先生から様々な助言をいただき、2月1日にずっと目指してきた開成ではなく、海城を受けることに決めた。そして2月に向けて海城の過去問や渋幕に向けて過去のテキストを解き直すなど、言われたことは全てこなした。

 そして迎えた2月1日の海城。長文記述が特徴的な社会はとても手応えを感じた。しかし、結果は不合格だった。

 2月2日渋幕リベンジ。算数では久しぶりに作図の問題も出題されかなり自信があったが、不合格だった。とてもつらかった。こんなに不合格が続くとは思わなかった。一度泣き、また前を向いた。

 そして2月3日海城。あまり手応えは感じなかった。

 2月4日市川。倍率がとても高く不安だった。

 家に帰って海城の合否連絡の画面を見るといつもの灰色の背景ではなく、ピンク色の背景に赤色の文字もうっすら見えた。そう、合格していたのだ。涙が止まらなかった。人生初のうれし泣きをした。市川も無事に合格をつかみ取ることができた。

 4月からが楽しみだ。最後の1秒まで粘って、諦めなかったからだ。そしてなにより家族の支えや先生のサポートがあったからだ。ありがとう。