知之者不如好之者、好之者不如楽之者
いま私の目の前で、娘がサピックスのアンケートを一心不乱に書いています。その姿を見て、我が家の中学受験生活は幸せだった…としみじみ感じています。
「サピックスのお友だちと別れるのも、サピックスの先生方の授業が受けられなくなるのも嫌だ! サピックス中学校があれば絶対行くのに…!」と娘が言い出したのが6年生の夏休み。カルチャーセンターに通う奥様のように楽しく通塾し、毎日帰宅後には新しい知識と先生やお友だちの面白い話を家族に聞かせてくれました。
シャンプーとリンス、リンスインシャンプーの違いって分かる? お雇い外国人を知ってるだけ言う! 名前が「ん」で終わる歴史上の人物、日本人限定! など奥様とのクイズ大会はなかなか難しくやり甲斐のあるものでした。公民や時事問題が始まると新聞やニュースを面白がり、国語で気になる文章があれば本を買って丸ごと楽しみました。急に文化人の友人ができたようで、親はとても嬉しかったです。もうこの時点で娘の中学受験は成功、どちらの中学校とご縁ができても楽しく勉強ができると思い、サピックスにお世話になって本当に良かったと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
しかし、それまでには紆余曲折もありました。まずは入室時期を見誤ったこと。親の都合で5年生の4月からという中途半端な入室で、入室前の対策もせず、初めての中学受験算数にかなり苦労させてしまいました。5年生のうちは平均点を超えると「平均点の舞」を踊ることにしましたが、なかなか機会がなく…。
また新6年生3月にかなり大きなクラス降級があり、サピックスについていく自信を親子でなくし、一時他塾に通ってみた時期もありました。負荷が減り、のんびりした様子の娘でしたが、サピックスの教材がまとめて郵送されて来ると奪うように中のプリントを解き始めた姿を見て、娘は自分から戻ると言い出す確信を得、1か月後には果たしてその通りになりました。それからの娘は人が変わったように教材に食らいつき、夏までにぐんぐんと成長を見せたのでした。
まだまだエピソードはありますが、以下、かいつまんで。
●最後まで朝型にはなりませんでした。しかし当日は緊張のためしっかり起きられました。
●志望校、進学先は親の希望よりも娘の意向を最優先としました。
●偏差値表を見て、担当の先生との面談でも熟慮して決めた志望校でしたが、過去問の点数が全然取れず、かなり不安になりました。最後まで不安との戦いで、会社帰りにちょくちょく神頼みに通い、ついでに美味しい和菓子を買って息抜きをしました。
最後になりましたが、校舎の先生方、受付や警備の皆さま、プリントや試験問題を作って下さった先生方、校舎のお友だち、皆さまに深く感謝しております。娘と親の私を成長させて下さり、本当にありがとうございました。次の世代の皆さまのご健勝をお祈りして、筆を置かせていただきます。