学校説明会レポート
開明中学校
2026年8月28日(金)
自主的な学習習慣と確かな学力を育成
「国公立大学現役合格」をめざす
開明中学校・高等学校は、京橋駅・野江駅などから徒歩圏内に位置し、免震構造の地上8階建て校舎に、地下の25m屋内プール、全面人工芝に張り替えられたグラウンドを備える共学の進学校です。学習のペースは学校が主導し、1日2.5〜3時間を目安とした宿題が出ますが、「放課後学習会」で17時30分まで教室で取り組むことができるなど、自立的な学習習慣を6年間かけて育みます。朝7時からの早朝自習も可能です。また、特待生制度は設けず、体験行事を通して生徒一人ひとりを伸ばす方針です。
コースは入学試験の結果により、「スーパー理数コース」「理数コース」(各定員120名)に分かれます。入試広報部長の古庄誠先生は「中1・2の2年間はコース変更を行わず、中3、高1への進級時に学力や適性に応じて、コース間の入れ替えを実施します。『発展・応用』と『基礎』という学び方の違いに応じた指導を行いますが、どちらのコースからも国公立大学進学をめざします」と説明します。「理数」という名称は、文系・理系を問わず理数の素養を身につけるという教育方針に由来し、実際には文系志望者も多く在籍します。
学習指導体制も手厚く、高3の夏期講習や推薦入試対策講座などを追加費用なしで受講できます。大晦日・元日も自習室を開放し、PTAによる年越しそばの振る舞いもあります。今春は130名が国公立大学に合格(京都大学19名、東京大学1名含む)。国公立大学の総合型・学校推薦型選抜では33名が合格しています。
学校生活は8時20分登校で、火・木・金曜日は7限、月・水曜日は6限授業。中学では週4日の給食があり、アレルギーへの個別対応も行っています。部活動は週3日程度に限定されていますが、水泳部やサッカー部などが成果を上げています。
毎年実施の宿泊行事など多彩な行事
全員で取り組み、仲間と一緒に成長
最大の特長は、毎年実施の宿泊行事(中学で年2回、高校で年1回)に代表される多彩な行事です。中1では、4月の「オリエンテーション合宿」で野外でのカレー作りを通して仲間と打ち解け、秋には奈良で外国人観光客への「英語突撃インタビュー」を体験します。中2の「理科実習」では、和歌山県加太湾で磯の生物の観察や採集などを行い、実地調査のレポートを発表して、探究力を養います。また、クラス代表が全校生徒約900人の前で発表する「弁論大会」では、自分のことばで伝える表現力を鍛えます。同校の名物行事である中3の「夜間歩行」では、しまなみ海道約43kmの道のりを約14時間かけて夜通し歩きます。保護者による豚汁やおにぎりの炊き出しなどのサポートもあり、子どもの成長を実感する機会ともなっています。
修学旅行は中3で沖縄(平和学習やシュノーケリング)、高2で北海道(民泊体験)を訪問。志賀高原での林間学校やスキー実習、京セラドームで開催する体育大会、中高合同の文化祭、中1~3の歴史探訪やマラソン大会など、行事は基本的に全員参加です。高1希望者対象のシドニー語学研修にも、4割程度の生徒が参加しています。
古庄先生は、「大勢の前で自分の考えを表現できる力は、大学や社会に出てからの大きな強みになります。6年間の多様な体験を通じて、学ぶ楽しさとたくましい自立心を育んでください」とメッセージを送りました。