学校説明会レポート
大阪桐蔭中学校
2026年8月29日(土)
圧倒的な学習量と手厚いサポート体制
難関大学合格へ導く独自の指導
大阪桐蔭中学校高等学校は、充実した設備と手厚い指導で生徒一人ひとりの学力を伸ばす男女共学の中高一貫校です。中学の設置コースは、「プロシード(PR)」「英数選抜(ES)」「英数(E)」の三つ。プロシードは1クラス限定で、3年間クラス替えを行わず、ネイティブ教員による授業や理科実験、医学研究体験などプラスαの学びを展開します。一方、英数選抜と英数はクラス替えを行い、習熟度に応じてクラス数を固定せず柔軟に調整し、生徒の意欲を引き出します。
全コースとも、中2までに中学の学習内容を学び終えます。水曜日は6限、その他の平日は7限、土曜日は5限までの週39コマの授業を実施し、夏休みを約2週間に短縮して、豊富な授業時間を確保。朝の英語小テスト、終礼時の数学小テストで、日々の学習習慣をしっかりと定着させていきます。渉外主任の稲垣慶典先生は「毎日少しずつ課題や予習をこなすルーティンをつくることで、生徒たちは知らず知らずのうちに学習成果を積み重ねていきます」と説明します。放課後は19時(高校生は20時)まで校内で学習でき、朝は6時30分から自習室を利用できます。
予備校に通う生徒は1割未満でありながら、難関大学へ多数の合格者を輩出。特に京都大学の特色入試には11名が合格し、2年連続で全国トップという実績を誇ります。レポート作成や、小論文・質疑応答対策の積み重ねが実を結んでいます。さらに、現役で不合格となった卒業生に対しても、高3時の担任や進路指導の教員が予備校に足を運んで面談を実施。「卒業したから終わりではなく、夢がかなうまで教員全員で寄り添い続けます」と稲垣先生。卒業後も一人ひとりの進路を支える姿勢が、同校の大きな特徴となっています。
生徒の能力を引き出す体験学習
興味に合わせて選べるプログラム
生徒の能力を引き出すための行事にも力を入れています。4月には福井県で3泊4日の春季学習合宿を行い、仲間との絆を育みながら、学習習慣の定着を図ります。中1の6月に小豆島で行われる夏季研修では、理科実験やカエルの解剖に取り組みます。過去には、解剖実験で立体的に物事をとらえる力を発揮した生徒がおり、それをきっかけに上位コースへ上がって、東大現役合格を果たしました。稲垣先生は「ペーパーテストだけでは測れない才能を引き出す体験の重要性」を語ります。
中1~高2を対象とする毎週月曜7限の「プロジェクトワーク」は、ロボット講座、医学研究、楽器の演奏など約50講座から興味に合わせて選択し、学年の枠を超えて学ぶ体験型プログラム。1年に一つの講座を選んで挑戦し、11月の文化祭で中間発表を行います。英語教育では、オンライン英会話、ハロウィンパーティー、京都での留学生との交流(中3)など、国際感覚を磨く機会も豊富に設けています。中3の3月には、海外語学研修でオーストラリアを訪れ、語学学校での研修や現地の学校との交流を行います。
入試は2026年度より全5回の日程となりました。2回目の日程となる後期S入試以降、複数回受験者には10点が加点されます。また、すべての回で特別奨学生の判定が行われます。稲垣先生は「12月のプレテストは難度が高めですので、C判定、D判定でも十分に合格の可能性があります。問題の傾向をつかむためにぜひ挑戦して、本校の雰囲気を感じてください」と呼び掛けました。