学校説明会レポート
清風南海中学校
2026年8月29日(土)
仏教精神に基づく「徳・健・財」の教え
多彩な行事で豊かな人間性を育む
仏教精神を基盤とした教育を実践している清風南海中学校・高等学校。入試広報部部長の伊藤豪紀先生は、まず建学の精神である「徳・健・財」について解説しました。「『徳』は自分と他者の双方の利益と幸福を考える“自利利他”の心、『健』は規則正しい生活習慣による健康維持、『財』は正確な予算生活の実行者となることを意味しています。この精神の下、社会で信頼され、リーダーシップを発揮できる人材の育成をめざしています」と話します。
朝礼での般若心経の読誦(どくじゅ)、週1時間の「宗教」の授業に加え、中1・高1は高野山、中2・高2は法隆寺、中3・高3は伊勢神宮を訪れる修養行事を実施。私たち人間を生かしてくれている生き物たち、周りの人々、自然界の恵みに対する感謝の心を身につけます。なかでも、中1の4月に行う「高野山修養行事」を「心の入学式」と位置づけ、人として大切にしなければならない教えを授かります。
さまざまな体験ができる行事は、近年、一段と拡充しています。中1では、オリエンテーション合宿(4月)、信楽焼陶芸体験(5月)、創立60周年記念事業で建設された「岬学舎」での水泳実習(7月)を実施。中2では、狂言鑑賞、富士登山・東大見学(7月)、中3では、校内に多くの海外留学生を招くイングリッシュキャンプ(7月)、ホームステイや現地の学校との文化交流などを行う海外研修旅行(10月)などがあります。ほかにも、体育大会(6月)、意見発表会(6月)、文化・芸術の日(9月)、スポーツ大会(10月)、ポスターセッション(11月)、浜寺公園でのマラソン大会(1月)、合唱コンクール(2月)、大阪フィルハーモニー交響楽団による音楽鑑賞会など多岐にわたる行事が用意されています。さらに、高校では文楽鑑賞、歌舞伎鑑賞も行っています。また、希望者を対象とした勉強合宿、海辺の生き物観察会なども行われます。
高度な探究活動と
国公立大学への現役合格を支える手厚い学習サポート
高校1・2年生が参加できる希望者対象の「グローバル探究ゼミ」では、クラスの枠を超えたグループで探究活動を行い「マイナビキャリア甲子園」や「高校生ビジネスプラン・グランプリ」に出場します。また、国内外でのフィールドワークも行います。海外の提携校との共同研究や、「国際シンポジウム」での英語によるパネルディスカッションなどハイレベルな活動を行っています。ほかにも、ニュージーランド・アイルランド短期留学(高1希望者対象)や、「inochi KANSAI Forum」「トビタテ! 留学JAPAN」への参加など、学外でみずからの考えを発信する機会も豊富です。
中学の募集コースは「特進コース」(4クラス)と「スーパー特進コース」(3クラス)で、学年ごとの規定に基づき、学年末にコースの入れ替えを行います。どちらのコースでも生徒の進路希望を尊重し、特進コースからも国公立大学や医学部への現役合格者を毎年輩出しています。日常的に行う小テストで習熟度を確認し、成績不振者には「指名者補習」を実施。高2・3は20時まで自習が可能で、教員が質問にも対応し、朝は7時から自習室を開放するなど、手厚い学習支援体制を整えています。
入試では、A入試で第一志望者を優遇する「専願制度」を2年前から導入。専願受験者には10点が加点され、英語検定資格(英検○Rなら2級以上)保有の場合はさらに加点があります。伊藤先生は「今春は卒業生282名中141名が国公立大学へ現役合格しています。どのコースからでも生徒の夢を全力で応援する手厚い指導を徹底しています」と力強く締めくくりました。