学校説明会レポート
雲雀丘学園中学校
2026年9月3日(木)
「孝道」「挑戦」の教えの下で
社会に貢献できる人を育てる
1950年に設立され、昨年創立75周年を迎えた雲雀丘学園。自然に囲まれた静かな環境でありながら、阪急宝塚線「雲雀丘花屋敷」駅からすぐの便利な立地を誇ります。学園創立の理念は「孝道」と「挑戦」。初代理事長でサントリー創業者の鳥井信治郎が説いた「親孝行な人はどんなことでも立派にできる」と「やってみなはれ」の精神を大事にしています。副校長の道北秀寿先生は「将来、立派になって社会に貢献することが本当の親孝行です。そういう人を育てたいと考えています」と説明。失敗を恐れず挑戦できる環境も整えています。
中学からの入学生は全員が「一貫探究コース」へ進みます。6年一貫の体系的なカリキュラムが特徴で、各教科とも日々の課題や小テストの積み重ねで着実に学力を身につけます。数学は中2で中学内容を終了。高校内容も高2でほぼ終えることで、高3では大学受験に向けた演習にじっくり取り組めるようにしています。英語ではネイティブ教員による英会話の授業を充実させており、ネイティブ教員と共に、英語での実践的なコミュニケーションから大学入試までサポートします。中1から週1以上のネイティブ教員担当の授業があり、中3では3分間フリーテーマで話す「Pecha-Kucha Presentation」に挑みます。さらに、高2では質疑応答も含めた形式でのプレゼン大会を、高3では大学入試問題を題材にライティング添削を行います。
段階を経て深めていく「探究」は
データサイエンスも取り入れて学ぶ
現在、特に力を入れているのがオリジナルの探究学習です。中1では探究の準備期として学習習慣の確立を徹底します。中2では探究の基礎を学ぶとともに、各自が興味あるテーマを探して翌年の研修旅行の企画立案に取り組みます。中3では、生徒全員のアイデアのなかから5コースの研修旅行を実現するまでの道のりを通じて、アウトプット力を鍛えています。
文部科学省のDXハイスクールに指定されていることもあり、高校からはデータサイエンス(DS)を導入。高1で「DS探究基礎」、高2で「DS探究実践」を学んで、高3での進路実現につなげます。探究力を伸ばすために、企業や大学と連携して行う「探究プロジェクト」や、さまざまな分野の専門知識を持つ教員による「探究ゼミ」も実施。昨年度は探究プロジェクトを53講座、探究ゼミを32講座開講しました。探究ゼミを発展させた「アクション探究」では、より深い学びに挑戦。生徒たちは外部のコンテストで多くの賞を受賞しています。
一方でグローバル教育も充実させています。「本物の学び」を合言葉に、カナダやオーストラリア、タンザニアなど9か国でのプログラムを展開しています。大学進学実績も好調で、2026年春は国公立大学に過去最多の103名が現役合格を果たすなど、現役率が高いのも特徴の一つです。「生徒が行きたい大学に行けるように全力でサポートしています。探究学習に力を入れていることで、総合型選抜でも十分に戦えます」と道北先生。進学先の詳細なデータを紹介し、説明会を締めくくりました。