学校説明会レポート
大妻中学校
2026年9月4日(金)
社会で活躍するための
人間関係力と探究力を重視
1908年に大妻コタカが創設した塾生15名の私塾を起源とする大妻中学高等学校。この日の学校説明会で、学校長の赤塚宏子先生は、校訓「恥を知れ」について、「自分の行動が正しかったかどうかをみずから問うことばとして、創立以来大切にしています」と紹介しました。その一方で、「恥を恐れず挑戦してほしい」と生徒に伝えているとも言い、「大切なのは、失敗しないことではなく、失敗した後にどう立ち上がるかです」と、挑戦を後押しする姿勢を示しました。
同校が育てようとしているのは、自分の専門性を高めながら他者にも敬意を払い、必要な場面では先頭に立ち、仲間を支え、新しいものを生み出せる女性です。そのために重視しているのが、人間関係力と探究力の育成です。中学校全学年で実施する「かかわる力講座」では、トラブルがあった際の自分自身の気持ちの伝え方などを題材に、生徒同士で考えます。目的は、自分も相手も大切にしながら思いを伝えるスキルを身につけること。探究活動は中1から高2まで体系的に行い、中3では4000字、高2では6000字の論文を執筆し、みんなの前で発表も行います。
社会を知り、進路を考える
多彩な学びの機会を用意
人間教育と学力の向上をめざし、授業、クラブ活動や行事、家庭学習にバランスよく取り組めるよう、時間割や年間スケジュールにも工夫を凝らしています。進路学習についても毎年のように見直しており、昨年度からは中3で、卒業生の協力を得ながら、大学見学会や社会人とのグループ討議を実施。高校では、今年度から、医療系志望者向けの講座に加え、社会貢献のための工学研究を行うプログラムを始めました。「これらを通じて、女性ならではの目線でできる社会貢献について考えるようになってほしいのです」と、進路指導部の富永真規子先生は話します。
一方、約40校から700名以上の中高生が参加する模擬国連会議の主催校でもある同校。その意義については、教頭の関孝平先生が次のように説明しました。「模擬国連は、さまざまな国の立場に立って『中高生の自分』を離れて議論することで、物事の本質を多角的に考える力が育ちます」
最後に、入試の変更点が紹介されました。2027年度は2月5日午前の4科入試が廃止され、2月1日午後に2科入試が新設されます。
地下1階、地上9階建ての校舎は大きな吹き抜け構造で、ガラス製の天井から自然光が降り注ぐ開放的な空間となっています