学校説明会レポート
成蹊中学校
2026年9月7日(月)
本物に触れる学びと幅広い教養を通して
「21世紀を生きる力」を育てる
「個性の尊重、品性の陶冶、勤労の実践」を建学の精神に掲げる成蹊学園。この日の説明会では、まず校長の仙田直人先生が、同校の教育について、「建学の精神を実践するうえで、幅広い教養を養うリベラルアーツ教育と、多くの実験や実習による『本物に触れる』教育に力を入れています」と話しました。
同校では、AI(人工知能)が社会に浸透する21世紀を生きていくため、ゼロから新しい物事や課題を見いだす「0to1」の発想力や非認知能力を育てる探究学習も重視。生徒は中1から高2まで、学年ごとに異なるテーマの下で社会課題を見いだし、解決に向けて試行錯誤します。地元・吉祥寺の町おこし、企業と連携した商品パッケージの開発、タイの首都・バンコクで街の課題に挑む「スタートアップキャンプ in バンコク」、SDGs(持続可能な開発目標)活動、起業など、内容はさまざまです。2019年に、平和や国際理解を実践する学校の国際ネットワーク「ユネスコスクール」に認定されたことを受け、こうした活動を積極的に展開しています。「他者と協働して解決策を考えることで共感力を育成します。生徒には、同情するだけではなく、課題を共有し、共に立ち向かえる人材に育ってほしいと考えています」と仙田先生。また、1964年に国際特別学級を創設し、現在は10以上の長短期の留学プログラムや交流事業も行っています。
医学部や難関私立大学、海外大学など
多様な進路に対応する進学指導
続いて、入試部長の濱村愛先生が大学進学について説明しました。同校には成蹊大学への内部推薦制度があり、卒業生の3割が成蹊大学に進学します。高校での成績が基準を満たせば内部進学資格が得られ、該当者は全体の8~9割に上りますが、7割は他大学への進学を選択しています。内推併願制度の基準を満たした者は、内部推薦資格を保持したうえで外部受験に挑戦することもできます。
今春の卒業生314名のうち、他大学受験者は229名。早稲田大学や慶應義塾大学をはじめとする難関私立大学を中心に、国公立大学や芸術系、海外大学など幅広い進路に進んでいます。医学部にも現役で14名が合格。「近年は総合型選抜などの年内入試による合格者が増えています。これは本校での探究や留学で培った自己表現力が高く評価されている結果だととらえています」と濱村先生は話しました。
2027年度の一般入試は、例年同様、2月1日午前と4日午前に実施されます。これに加えて、2月1日午前には英検®3級以上の取得者を対象とする「英語資格利用型入試」を新設します。試験科目は国語と算数で、英検®の取得級に応じた得点を加えて合否を判定します。同日の一般入試との併願も可能です。詳細は学校ホームページで確認してください。
緑豊かな敷地には二つの体育館をはじめ、テニスコート、サッカー場などの運動施設が充実し、約16万冊の蔵書を誇る図書館もあります