学校説明会レポート
富士見丘中学校
2026年9月10日(木)
探究学習を軸に、みずから学ぶ力をつけ
志高く、進路を切り開く
富士見丘中学高等学校は、「自分の良心に忠実であることと、他人に対する思いやりが深いこと」を意味する「忠恕」の心を持った「国際性豊かな若き淑女の育成」を掲げる女子校です。学校長の吉田晋先生は、あいさつのなかで、「科学・技術・工学・芸術・数学の五つの領域を横断的に学び、実社会の課題解決や新たな価値創造に生かすSTEAM教育と英語教育を充実させながら、生徒一人ひとりの個性に合った教育をめざしています」と述べました。
同校は2020年に文部科学省のWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業のカリキュラム開発拠点校に指定され、他校や大学と協働でグローバル教育に取り組んでいます。教頭の佐藤一成先生は、「本校のグローバル教育は、主体性や協働性、創造的な思考力、英語4技能・5領域、ITを活用したコミュニケーション能力の育成をめざします」と説明します。その土台となるのが探究学習です。中1から高2まで、各自がテーマを決めて研究を進め、みずからの興味・関心を掘り下げ、将来について考えていきます。高校では、大学院と連携したワークショップや、海外フィールドワークに取り組むなかで、さまざまな課題について国際的な視野で探究します。
その成果は、大学合格実績にも表れています。2026年春は卒業生139名に対して、早慶上理27名、GMARCH54名のほか、コロンビア大学など海外の難関大学にも合格者が出ました。
きめ細かい指導で英語4技能・
5領域をバランスよく伸ばす
同校は英語の習熟度別にコースが分かれています。「ネイティブ教員9名という環境で、英語4技能・5領域をバランスよく育てます」と説明するのは田中裕樹先生です。
リスニング・スピーキング指導では、ネイティブ教員による授業のほか、毎週のオンラインスピーキングも加え、会話の練習を重ねます。プレゼンテーションの機会も豊富で、原稿作成の段階からネイティブ教員の指導が入ります。
ライティングでは、毎週エッセイを執筆。日本人教員とネイティブ教員の「コラボ添削」により、ていねいなアドバイスを受けられます。リーディングでは、基礎文法や小テストで学習習慣を形成しつつ、洋書の多読にも取り組みます。
こうした「英語を活用する力」を育てる教育により、中3生の英検®準2級の取得率は約8割、2級取得率は4~5割に上ります。
最後に、教頭の白鶯訓彦先生が「本校では、多様な生徒による切磋琢磨を教育の推進力としています」と述べ、一般入試・WILL入試・英語資格入試など、さまざまな選抜方法を紹介しました。
2024年度より文部科学省による「DXハイスクール」に認定されたことを機に、3Dプリンターを導入。理系の学問への関心を高める契機の一つとしています