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学校説明会レポート

学校説明会レポート

西武学園文理中学校

2026年9月8日(火)

生徒が主役の学校改革を推進し、「自ら考え行動する力」を育む

埼玉県狭山市にある西武学園文理中学校では、2023年に校長に就任したブラジル出身のマルケス ペドロ先生の下、さまざまな改革を進めており、今春は「バイリンガルクラス」を新設しました。

この日の学校説明会では、副校長の水村晃庸先生が登壇。「知識を教え込むだけの旧来の教育はもう古いと考え、本校では、『生徒中心型教育』へ転換すべきだという強い方針を持って改革に取り組んでいます。さらに、『失敗させない教育』はもう時代遅れだと強いメッセージを発信しており、生徒が主体的に挑戦して、未来をつくる力を身につけるための教育が重要だと考えています」とペドロ校長の教育方針について、ていねいに説明しました。

「誠実」「信頼」「奉仕」を校訓とし、「すべてに誠をつくし、最後までやり抜く強い意志を養う」を教育方針に掲げる同校では、学力に加えて「デジタルシティズンシップ」「コミュニケーション能力」「国際能力」「全人的ライフスキル」の四つの力の養成に力を入れています。そこでは、AIやITを活用して新しい世界を創造する力、みずから課題を発見し、データやロジックを基に解決策を提案する力、多様な文化的背景を持つ人々と学び合う力、心身共に健康な状態を保つ力などを育てます。また、他者の意見に真剣に耳を傾け、自分事として考えることや、英語など他言語で自分の意見を伝えることを重視しています。

2024年から始まった、任意参加の生徒主体型教育プログラム「ガチ・プロジェクト」も、その一つです。このプログラムでは、放課後や土曜日を利用し、生徒たちがさまざまな分野のプロの協力を得ながら企画を立ち上げ、実現していきます。これまでに、このプログラムを通じて、新制服の導入、学校案内パンフレットの制作、学校へのコンビニエンスストア誘致などが実現しました。

また、中学の全生徒が、学年を越えて協力しながら主体的に取り組む「CA(Creative Activity)活動」も活発です。今年度は、理科や社会に関する講座から、通常の授業では扱わない内容まで、20の講座を開講。そのなかには、はり絵やフラワーデザインのように、技法を学びながら自由に表現する講座もあり、生徒たちは多様な活動を通して新たな経験を重ねています。

続いて、同校に設置されている「アカデミックチャレンジ」「クリエイティブ」「スポーツ&アートクラス」「バイリンガル」という四つのクラスについて説明がありました。まず「アカデミックチャレンジクラス」では、最難関国公立大学、海外大学、医学部医学科への進学をめざします。次に「クリエイティブクラス」では、併設高校への進学に必要な、中学生としての基礎学力の定着を重視しています。「スポーツ&アートクラス」では、各自のスポーツや芸術活動を応援し、課外活動や国内外の大会への出場などを通して得意分野をさらに伸ばすと同時に、学力の向上を図ります。そして、2026年度に新設された「バイリンガルクラス」では、日本人教員と外国人教員が英語と日本語を使って授業を展開しています。国語と体育以外は両言語で学び、論理的な思考力や創造的な表現力をバランス良く育てていきます。

同校は2025年に国際バカロレア(IB)の中等教育プログラム(MYP)候補校となりました。現在はIBワールドスクールの認定に向けた申請段階にあります。水村先生は「本校では、日本の教育課程とIBのプログラムの双方を取り入れる、ハイブリッド方式を考えています。MYPは日本語による指導が認められているので、この点はご安心ください」と説明しました。

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