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学校説明会レポート

学校説明会レポート

東京都立三鷹中等教育学校

2026年10月1日(木)

挑戦できる雰囲気のなかで、仲間とともに「問い」を深める6年間

東京都立三鷹中等教育学校は2010年に都立三鷹高等学校を中高一貫校に改組して開校しました。この日のオンライン説明会では、統括校長の小林正人先生が、人間性の育成を軸とした、同校の6年間の学びについて語りました。

基本理念は「思いやり・人間愛をもった社会的リーダーの育成」です。しかし、変化の激しい今の時代にあっては、それだけでは「少し足りない」と小林先生は話します。そこで、「問い続け、他者と協働しながら、変化の中で成長し続ける人間」を「伸びしろのある人間」と位置づけ、そこを目指しています。特定の分野に偏ることなく、幅広い体験の場を用意していることも特徴です。昨年の文化祭で披露された書道パフォーマンスの題字も「百花繚乱」。学年が上がるにつれ、さまざまな個性を持つ生徒へと成長していく姿を表しています。

同校のカリキュラムのコンセプトは、「正解を知る6年間」から「問いを求める6年間」へ。自分で問いを立て、多面的・論理的に考え、他者と対話しながら自分なりの答えをつくることで、問いを深めていく、という意味です。入学後は「(自ら課題を)発見し 調らべ 考え 見通しをもち 挑戦して 振り返る」を意味する「発調考見挑振(はっちょうこうけんちょうしん)」、「あいさつをする・身だしなみを整える・時間を守る・すぐやる・感謝の気持ちをもつ」を意味する「凡事徹底(あみじすか)」、「規律ある自由」という合言葉の下、人間愛や思いやりを身につけていきます。

理科では、ニワトリの手羽先で骨格標本を作ったり、金星の満ち欠けをモデル実験で確かめたりします。探究活動の発表は、1年生からポスターセッション形式で行うスタイルが増えています。こうした発表では、発表前は緊張していた生徒も、聞き手から発表をほめられて自信をつけていきます。実際、千葉大学主催の高校生理科研究発表会で奨励賞、第11回高校生国際シンポジウムで最優秀賞を受賞した生徒もいます。

続いて、小林先生は、国際理解教育について説明しました。1・2年生の校内留学では、留学生1人に、生徒5、6人が付いて、ゲームやお互いの文化紹介をするほか、プレゼンテーションやスキットなどを英語で行います。3年生の希望者はニュージーランドでマオリ文化を学び、4年生の希望者はグローバル・イノベーション研修に参加。グローバル・イノベーション研修ではシンガポール国立大学の大学生とSDGsについて英語で討論をします。「明日は何を話そうか」と夜遅くまで考える参加者もいるそうです。そして、5年生は全員、台湾の高校で日本の良さを英語で説明します。

行事について小林先生は、「生徒たちが役割を全うして責任を果たし、達成感を得る経験を通じて、社会で活躍する力を磨く場です」と説明しました。今年の文化祭には約7000人が来場。体育祭では「生徒全員が一致団結して取り組むため、その熱量は半端ではありません」と言います。兼部を認めているため、加入率が100%を超えています。部活動は主体性を学び、困難を乗り越える経験ができる教育活動と位置づけています。ICTについては、これを「道具」ととらえ、教育活動を支えるものとして、すべての授業で活用。高校段階から情報や数学などのデジタル教育を強力に推進しており、必要な環境整備の費用を国が支援する、文部科学省のDXハイスクール(高等学校DX加速化推進事業)の採択校にもなっています。

小林先生は学校の雰囲気を「明るく元気」と表現し、「失敗は成長・挑戦の途中ととらえ、安心して挑戦できる環境があります」と述べました。2026年春は、東京大学8名を含め、国公立大学に48名、早慶上理に144名、GMARCHに208名が現役で合格しています。「入学時に飛び抜けた生徒が多いわけではないものの、さまざまな取り組みを通じて進学への気持ちが大きくなり、結果的に進学実績につながっています」とのことです。

最後に小林先生は、保護者の方から寄せられた「都立三鷹に入学させてとても良かった」ということばを紹介し、「本校は、安心してお子さんを任せていただける学校です。ぜひ、説明会に参加して、学習のモチベーションを上げてください」と呼び掛けました。

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