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学校説明会レポート

学校説明会レポート

カリタス女子中学校

2026年9月29日(火)

「愛」を持って他者を思う心を育み、卒業後の人生へつながる学びを実践

カリタス女子中学高等学校は、カナダで誕生したケベック・カリタス修道女会をルーツとするカトリックの中高一貫校です。戦後日本の社会的緊急課題であった「学校教育の充実」に応えるため、カナダから3人のシスターが派遣され、1960年に学校法人カリタス学園が設立され、翌1961年4月にカリタス女子中学高等学校が開校しました。

この日の説明会では、校長の萩原千加子先生があいさつに立ち、同校の教育の特色について、「本校ではグローバルに人とつながる体験と、新たなものを自分たちで創造する体験を重視しています。その行動の原動力となるのが、『他者のために』という考えです」と説明し、生徒全員が参加する奉仕活動や、アジアの子どもたちへの有志による教育支援活動について紹介しました。

学習面では、全授業の4割でクラスを二つに分け、少人数制のていねいな指導を行っています。理科の実験も3人以下のグループで行うほか、校内には生き物や標本が並ぶ「理科センター」を設置。動物をじっくり観察してレポートにまとめる中2の「動物園実習」などを通して、理科への興味・関心を引き出しています。こうした取り組みの結果、近年は、大学進学に際しても、理系志望者が増えており、今年の高1生は58%が理系を希望し、5クラスのうち3クラスが理系クラスになっているそうです。

また、創立以来、英語とフランス語の複言語教育を取り入れている点も特徴です。中学では両言語が必修で、高校進学時にいずれかを第1言語として選択します。また、中学入学時には英検®準2級程度以上の生徒を対象とした「英語アドバンストクラス」、高校にはハイレベルな「EIP(English for Improved Proficiency)クラス」を設置しています。さらに、カナダ、マルタ、オーストラリアなどへの希望制の海外研修プログラムを用意しており、生徒は在学中に一度は海外での学びを体験します。

主体的・革新的な力の育成をめざす同校では、生徒からの提案を学校運営に生かしています。これまでも、夜の自習室の開設や、同校独自のスケジュール帳である「カリタス手帳」の改訂、制服のルール見直し、自動販売機やマイボトル対応の冷水機の設置など、生徒たちからのさまざまな提案が実現しました。萩原先生は「先輩たちが積極的に行動する姿に刺激を受け、入学当初は引っ込み思案だった生徒も、しばらくすると、企画書を持って校長室にやってくるようになります」と笑顔で話します。週1コマの探究の授業「i-Time」でも、中1から段階的に探究的な学びを進め、みずから考え、行動する力を育んでいるそうです。

学校の外へ学びを広げる活動も活発です。今年3月には、同校と、日本薬科大学、榮太樓總本鋪の3者が連携して開発したのど飴が商品化されました。また、東京農業大学の北海道オホーツクキャンパスを訪れる「オホーツク学」や、卒業生がガイドを務める東京大学のキャンパスツアーも実施しています。

最後に萩原先生は、社会人として活躍する卒業生から寄せられた、同校で培った「人のために行動する姿勢」が現在の仕事にもつながっているというメッセージを紹介し、「カリタスとはラテン語で『愛』。普遍的な愛をもって人に尽くす女性をめざして教育を行ってまいります」と結びました。

説明会の後半では、今春に同校を卒業し、現在は上智大学の総合人間科学部心理学科で学ぶJさんによるプレゼンテーション動画が上映されました。Jさんは、自身が籍を置いたEIPクラスや海外研修、部活動、委員会活動など、中高6年間の歩みを振り返り、「カリタスでわたしが得たたくさんの学びは、これからの人生にも生き続けると思います。身近で困っている人に寄り添い、助けられる存在になるために、大学で心理学を学んでいます」と語りました。

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