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最新中学入試情報

2026年度 中学入試レポート:
1|2

4月からはこの学校に通いたい!
みずからの実力を存分に発揮する
首都圏中学入試

 2026年度の首都圏中学入試の期間中はおおむね晴天に恵まれました。雨や雪の対策がほぼ不要になるだけでも、受験生と保護者の方の負担は軽くなったのではないでしょうか。ここでは11校の入試と4校の合格発表についてレポートします。

まず埼玉県と千葉県を中心に
首都圏の1月の一般入試が始まる

イチョウの見事な黄葉が受験生をお出迎え
(東邦大学付属東邦中)

 例年、首都圏の中学入試は11月下旬より実施される一部の学校の帰国生入試などからスタートします。昨年12月1日からは千葉県の学校の推薦入試・第一志望入試が行われました。その一つが今回で10回目という節目を迎えた東邦大学付属東邦中の推薦入試です(帰国生入試も同時に実施)。一昨年に比べてやや緩和されたものの、それでも募集定員40人に対して522人が受験。実質倍率は13.05倍という高さでした。

 年が改まると、1月10日からは埼玉県で一般入試が始まります。この日、栄東中ではⅠ入試(東大・難関大)が行われました。昨年はA日程(東大)と呼ばれていたものですが、中学入試の本格的な始まりということもあって、例年どおり、埼玉県・東京都はもちろん、神奈川県・千葉県などからも受験生が集まりました。この入試は受験者数の多さでも知られており、今年は4546人を数えました。

 同じ10日に第1回入試を実施した開智中では、翌11日に創発クラス(特待A)入試を行いました。昨年もそうでしたが、同校は系列校である開智所沢中等教育学校と合同で入試を実施します。多くの受験生が集まることが予想されたため、試験会場は本校、さいたまスーパーアリーナ、開智所沢中等教育学校など4か所に設けられました。なお、さいたまスーパーアリーナでは来年春にかけて大規模改修工事が行われますが、同校の先生によると、来年の入試も同所を試験会場の一つにすることが確定しているそうです。

 1月20日からは千葉県でも一般入試が始まりました。この日には首都圏中学入試で最大規模の、幕張メッセ国際展示場を舞台にした市川中の第1回入試が行われます。例年2000人以上が集まるこの入試ですが、今年も2380人もの受験生が難関に挑みました。ホール1・2を使った広大な会場で、受験生たちが一斉に問題用紙をめくる様子はまさに壮観というほかありません。

いよいよ入試問題が配られ始めました。集中力を高める受験生たち
(栄東中)

時計と時程表がセットで随所に掲示されています
(開智中)

ふだんはライブなどが行われる幕張メッセのホール1・2ですが、1月20日は入試会場に
(市川中)

2月1日からは東京都でも
一般入試がスタート

わかりやすくまとめられた案内板。これなら迷うことはありません
(海城中)

暖かな食堂で、試験教室への移動を待つ受験生親子
(駒場東邦中)

紅梅と一緒に受験生を待つ校長先生
(鷗友学園女子中)

 東京都と神奈川県の一般入試は、前述した埼玉県、千葉県に続いて2月1日から始まります。ただ、今年はこの日が日曜日に当たるため、プロテスタント系の学校のなかには入試日程を繰り下げたところもありました。まずはいずれも1日に行われた東京都の5校の入試をレポートします。

 海城中では一般入試①が実施されました。開門時刻は7時20分ですが、交通機関の遅延などを想定してか、受験生の出足は早く、7時10分すぎには門の前に長い列ができました。受験生来校のピークは7時20分から40分にかけてでしたが、先生方の誘導が的確で、校内での動線もわかりやすいため、流れはスムーズでした。同校では体育館を保護者控室として用意しており、そこには試験終了を待つ保護者の方の姿がありました。なお、3日には一般入試②が行われました。

 例年以上に早めに来校する受験生が多かったのが、駒場東邦中です。開門時刻の7時前から、昨年の倍以上に相当する30〜40組の受験生親子が並びました。試験教室への移動時刻は7時30分からで、それまでは1階・講堂と食堂、2階・体育館の3か所で待機できます。今年は入試日が日曜日ということもあってか、付き添いはお父さんという組み合わせがいつもの年より多く見られました。

 全力を出し尽くせるよう受験生を励まそうと、開門時刻に合わせて校門前で校長先生が待機し始めたのは、この日に第1回入試を行う鷗友学園女子中です(3日に第2回入試)。昨年同様、受験生親子が来校するたび、一組一組にていねいにあいさつするとともに、力強く激励する姿が印象的でした。校門の左手には紅梅が咲き誇っており、それを見て緊張感が和らいだ受験生も多かったのではないでしょうか。

 JR四ツ谷駅から徒歩2分という交通至便な場所にある雙葉中では、日曜日ということも相まって一家で受験生に付き添う様子が見られました。来校すると、受験生と保護者の方は南ゲートから正面入り口に向かうのですが、入ってすぐそばのところでお別れ。受験生は試験教室に進み、保護者の方は右に折れて保護者控室となった講堂に移動するか、いったん外に出ます。受験生の退出時刻はあらかじめ通知されているので、改めて迎えにくる際も安心です。

 渋谷教育学園渋谷中では集合時刻の8時30分を過ぎると、各試験教室で名物の「リラックス体操」が始まりました。受験生は教室前方に立つ同校の先生方や先輩と一緒に首を回したり、両腕を上げたりして緊張した体をほぐします。同校では1日・2日・5日の計3回、一般入試を行います(1月27日には帰国生入試も)。1日だけを受ける受験生は3階の教室へ、複数回受ける場合は4階の教室へそれぞれ案内され、激戦に挑みました。

ご両親は万感の思いでわが子を送り出しているのではないでしょうか
(雙葉中)

受験生はそろって「リラックス体操」で体をほぐします
(渋谷教育学園渋谷中)

2026年度 中学入試レポート:
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2026年度
中学入試特集目次
2026年度中学入試特集

首都圏2026年度中学入試レポート緊急分析 2026年度首都圏中学入試の動向

関西圏2026年度中学入試レポート緊急分析 2026年度関西圏中学入試の動向
速報 主要校の2026年度入試結果DATA一覧

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