受験ライフをサポートする 進学情報誌 さぴあ

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最新中学入試情報

緊急分析 2026年度首都圏中学入試の動向:
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午後入試を行う学校は男女を問わず年々増加
「サンデーショック」は過去データと異なる傾向も

 午後入試を組み入れた併願は、男女ともにすっかり定着しています。こうした流れのなかで、2025年には光塩女子学院や日本女子大学附属が午後入試を新たに導入しました。さらに男子校では、城北が2027年から2月1日午後に算数1科入試を実施することをすでに発表しています。また、受験科目が選択できる学校も増えています。たとえば、山脇学園では、算数または国語のいずれかを選択して受験することが可能です。湘南白百合学園も当初は選択制で導入しましたが、2024年からは算数と国語の両方を受験することも可能な方式へと変更。攻玉社の特別選抜は2月5日午前に実施されますが、2026年は、従来どおり算数のみまたは算数と国語の両方を受験する方式を選べるようになりました。東京都市大学付属は1日午後の入試で従来の算数・国語の受験だけではなく、算数・理科の受験をすることも可能になりました。

 2026年は2月1日が日曜日に当たったため、例年1日午前に入試を行うプロテスタント系の学校の一部が、2日午前に入試日を変更する「サンデーショック」の年となりました。女子学院、東洋英和女学院A、立教女学院、横浜共立学園Aなどが2日に移した一方、前回の2015年のサンデーショックで日程を変更していたフェリス女学院は、今回は従来どおり1日に実施しました。横浜雙葉は昨年と同様に1日、2日の2回入試を実施しました。こうした日程変更の影響により、例年とは異なる併願が可能となりました。たとえば、桜蔭と女子学院、フェリス女学院と女子学院の併願が可能になるなど、女子受験生にとっては前年の入試データが参考にしづらい状況となりました。過去のサンデーショックでは、「女子御三家」をはじめとする難関校に受験生が集中する傾向が見られましたが、今回は特に2月1日の午前中の入試では特定の学校に大きく出願者が集中することなく、志望校の分散が進んだ点が特徴的です。学校の知名度や難易度だけではなく、校風や教育方針を重視して志望校を選ぶ受験生が、これまで以上に増えたと考えられます。2027年は入試日程が通常に戻る見込みですが、前年のデータが参考になりにくいという点では同様の注意が必要です。

江戸川取手が1月9日入試を新設し英語を除外
出願資格を緩和した市立川口が人気を集める

 埼玉県の学校の一般入試は、1月10日から始まります。2024年に新設された開智所沢は、さいたま市岩槻区の開智と合同で入試を実施しており、大勢の受験者を集めました。一方、同じく2024年に新設された淑徳与野の医進コースでは、出願者数が685名から489名へと減少しました。あわせて、同校の1月13日実施の第1回入試や、14日に行われた浦和明の星女子の第1回入試も、出願者数を減らしています。

 こうしたなか、1月入試で多くの出願者を集めたのが、茨城県の江戸川学園取手です。1月9日に新たな入試日を設けたほか、従来の5科入試については、すべての回において英語を除外して4科入試としたことで大幅な出願者数増につながりました。

 千葉県の学校の一般入試は、1月20日から始まります。20日午前に幕張メッセで入試を実施する市川①では、出願者数が微減となりました。昭和学院秀英は20日午後に行われた特別入試で出願者数が増加しました。渋谷教育学園幕張①では、出願者数は横ばいでしたが、引き続き高い難度を維持しています。また、東邦大学付属東邦(前期)は、男女合計で139名の減少となりました。

 小石川中等教育学校をはじめとする東京都立の中高一貫校では、2026年より募集定員が削減されたこともあり、多くの学校が出願者数を減らしました。その一方で、川口市立高等学校附属中学校は、2026年から出願資格を「川口市内在住」から「埼玉県内在住」へと拡大し、募集人員も80名から110名へと増員しました。この変更により、出願者数が大きく増加しています。

埼玉県・千葉県の主な学校の出願者数の増減
(2024年→2026年)
開智①(10日) 4059 4438
開智 特待A(11日) 2320 1523
開智 算数特待(11日午後) 2218 1335
開智②(12日) 3521 3452
開智 特待B(15日) 2952 2629
開智所沢①(10日) 4114 4588
開智所沢 特待A(11日) 2535 1650
開智所沢 算数特待(11日午後) 2407 1440
開智所沢②(12日) 3690 3634
開智所沢 特待B(15日) 3170 2842
栄東(10日) 5179 4739
栄東(11日) 3882 3186
栄東(東大特待)4科 1134 1066
栄東(東大特待・算数1科) 147 171
栄東(16日) 3097 2883
大宮開成① 2060 2097
大宮開成(特待) 943 718
大宮開成② 1120 821
淑徳与野 医進 685 489
淑徳与野① 2128 2031
浦和明の星女子① 1919 1874
立教新座① 1710 1623
市川①(帰国を除く) 2594 2434
東邦大学付属東邦(推薦) 588 533
東邦大学付属東邦(前期) 2333 2194
渋谷教育学園幕張① 1957 1999
昭和学院秀英(午後特別) 792 826
昭和学院秀英① 1467 1377
千葉県立千葉1次 497 440
千葉県立東葛飾1次 684 624
千葉市立稲毛国際1次 740 724
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2026年度
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2026年度中学入試特集

首都圏2026年度中学入試レポート緊急分析 2026年度首都圏中学入試の動向

関西圏2026年度中学入試レポート緊急分析 2026年度関西圏中学入試の動向
速報 主要校の2026年度入試結果DATA一覧

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